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ヒロ
2019年6月5日 18:16
紙で作った傷が痛いいつの間に出来たのか記憶を掘り返してやっと気づくくらいの小さなはずなのにジンジンと忘れた頃によみがえる今までもっと大きな傷も負ってきたはずだけどこんな小さな傷が痛くて 痛くて慣れても まだ痛みは感じ続けてる新しいことも忘れてく教えてもらったはずの名前や何が好きだとかひとつも落としたくないのに見落としたこともきっと
2019年6月10日 07:57
珍しくイヤホンを外した傘を叩く雨音が心地よくて家を出たときは邪魔でしかなかった雨がとんとんと背中を叩いてくれるようで髪も整えてきっちり着こんだスーツ息苦しくてたまらないお決まりの定型文でなにが面白いのそれでも周りに溶け込む私をいっそ洗い流してくれないか目立たなきゃって並べた言葉は浮きに浮いて空回り結局自分の言葉が一番響くよねって同時に自分のオリジナル
2019年6月15日 22:51
うだうだ言い訳で頭の中が埋まっていくひとつ またひとつ責任から隠れるように昔エライ人が言ったらしい新しいことを始めるとき必ず邪魔が入る そんなものは蹴散らしていけと自分が一番自分を信じてあげたいのにどうして簡単に出来ないんだろう自分の邪魔をするのはいつだって自分前髪越しに覗いた先いつもの 自分の部屋なんでこんなに冷たいの何度も聞こえた自
2019年6月20日 18:45
こんにちは私は地球という星の北半球にある日本というところで暮らしています明日は一年で一番昼の長い日不思議です同じ星でもその日昼が一番長いのは北半球だけだそうで暮らすところが違うだけで同じ日でもどのくらい世界が違って見えるのでしょうこんにちは私は地球という星の北半球にある日本というところで暮らしています今日は一年で一番昼の長い日悲しいです朝
2019年6月25日 17:55
雨上がり 帰り道ふと見つめた水たまり情けない顔した僕がいて持ってた傘で水面を揺らすいつもよりヒールを鳴らして踏みしめるその分僕の道が強くなりますように行き場のない気持ちを飲み込んでヘタクソな笑顔空回りしたっていいじゃない不器用なりに頑張ってるとりあえず今はウチに帰ろうまた今日も 眉間のしわオシャレなお店の窓ガラスに不釣り合いな僕の姿早足で
2019年6月30日 22:24
生温い風が首筋を撫でていく雨のにおいと少しの苛立ちを連れて春はとっくに過ぎたのに夏になりきれないこの季節は僕を鼻で笑っていた誰に決めつけられることなく自由なはずなんだそれなのに自分の裾を踏んで「動けない」と大きな声で言う僕はどうしようもなく中途半端だ傘を叩く音がうるさいなら閉じればいいのに 僕は何を怖がっているのだろう「こうなりたい」と言った言
