無料記事vol.7 『確実にペインティング(塗り)が良くなると思った描き方』
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その中から、いくつか無料の記事を公開しております。
どんなことを書いているのか、を見ていただける機会になればと思います。
読んでみていただけたら幸いです。
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絵について
確実にペインティング(塗り)が良くなると思った描き方
( 2023・5・27掲載 定期購読マガジン【 絵について表現について。】より)
レモン系のスイーツの良さがわかってきたヒロです(酸っぱいもの)(おいしいね)
これができるようになると「確実に」ペインティングが良くなると思ったことがあったのでそのことの共有です。
いわゆる基礎と呼ばれるものが大きく3つくらいあって、その中の派生なのですが意外と日本では言われていないことだし、僕もちゃんと実感できたのが最近のことです。
▼ 「見える」と「見えてると思う」の違い
人間は思い込みで世界を見ています(普段僕は物事を言い切らないようにしてますが、これは事実だと思うので言い切ってみます)。
例えば手があったとして、手と袖が例え同じ色であろうとも、「手」と「袖」は別の物質なので少し違う色で描いてしまったりします。これが「思い込みの世界を描いている」です。
絵で説明してみますね。
色があるので、暖色の肌の部分と寒色の袖の部分の違いがはっきりとわかります。この絵を白黒にしてみるとこうなります。
白黒にした時に肌と袖の部分がほぼ同じ明度になります。
ちなみにこの絵でも、肉眼で見た時に「事実」としてはもっと袖と肌がもっと同じように見えていた気がするのですが、袖を意識しすぎて袖と肌の境目のところに明るい色を置いてしまって肌と袖の違いを明確にしようとしてしまいました。
でも色温度(暖色、寒色の違い)がなくなった時に、ほぼほぼ同じ明度になっていますよね。これが描けるかどうかがすごく重要です。
袖と肌が違うからと事実として見える世界ではなく思い込みで袖と肌をわけて描くと、それは「記号的表現」に近づいていきます。
なぜだかわからないのですが、ペインティングでは記号的表現ではなく「事実ベース」に絵を描いた方が「良い絵」と認識される傾向にあります。
これまた不思議なのですが、逆にドローイング(線画)では記号的表現を強調した方が良い絵と認識されやすい傾向があるように思います。
▼「事実」としてと「記号」との掻き分け
ペインティングでは「事実としてどう見えるか」を描けるようになる訓練が必要なんだと思います。 これは以前記事に描いた紙袋の絵でも描いたことと同じ話で、
紙袋の口をわかりやすいように明度差をつけてしまうと、それは記号になってしまうので、「良いペインティング」の方向性からはずれてしまいます。
だから、見えている事実としては紙袋の四角で囲った部分は前後がわからない方が事実に近い。
これが描けるようになることがペインティングではとても重要なんだというところまではわかりました。
で、さらにこの先ではこの「事実」を描くということと、主観的な「記号」を組み合わせることで、作者にしか描けない絵になっていきます。
記号の部分は僕もまだ研究中ですし、僕は記号とは「主観」だと思っているので、記号に関しては人の数だけ語れることがあるはずです。
でもこの「事実」としての描写はこの世界に起こっている出来事ベースなので、多くの人に「共通すること」です。
日々の練習、スケッチではこの「事実」と「記号」、どちらかをそれぞれ練習していくのが良いんだと思います。これについてもまた今度記事にできたらと思います。
ひとまず、認識ではなく事実を描けるようになること。これができるとペインティングは確実に上達するということが確実だと思いました。
ゴキンジョのスクールではこういった「確実なこと」を共有できていきたいです。
今発見できているのは、
・デジタルツールならではの描き方をすれば全ての人は色を使って絵を描けるようになる。
そして
・事実を描けるようになると、ペインティング能力は向上する。
このふたつは間違いないことだと考えています。
また何か分かり次第共有します!!
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