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エンジニアになるために・・・

イロイロな意見はあると思いますが、「教育現場」と「エンジニアの現場」の両方を経験した者として、以下の3つは大切かなと思います。

1.素養
「作る(開発系)」、「管理する(運用系)」のいずれでも、習ったとおり・・・とか、マニュアルどおり・・・みたいなことばかりではありません。そういったことを「打破」できるための素養として、「諦めない」とか「やり通す」というマインドは必要なのかなと思います。

もちろん、独力で解決できない時には「聞く(質問する)」というスキルが必要になってくるわけですが、年齢の上下とか立場の上下とかに関係なく、「聞くことができる」という素養も必須(変なプライドに拘り続ける人はたぶん伸びないと思います)です。また、「聞く(相手の意図を理解する)」も重要で、要件定義で相手が何を求めているのか?何を解決したがっているのか?ゴールは何か?など、言葉や文字面だけでは見えてこないものを探り出せるかは、アウトプットのクオリティを左右します。

教育現場でありがちなのが、プログラミングが苦手だから運用系の就職を目指す・・・みたいな勘違い指導が散見されるのですが、プログラミングが苦手というものの根底に「諦める」が存在している可能性は高く、そうであったとするなら、エンジニアはもちろんのこと、他の業界や職種でも厳しいように思います。

2.学校に依存しすぎない!(スキルと知識を蓄えることを怠らない)
肉と野菜はバランスよく・・・じゃないですが、基本的な知識とスキルはどんな仕事においても必須です。「そんなこと当たり前じゃん!」って思うかもしれませんが、教育現場においては「資格取得のみ」だったり、「実習授業のみ」だったりすることがありがちなのです。

前者については、手を動かすことについては実業務にお任せ・・・的な感じで、全ての企業において教育が充実していることが前提になるため、ある程度は出来ていた方が入ってから気持ち的にもラクなのかなと。

後者については、教える側に「疑問が出るたびに自分で調べる過程でスキルが身につく。エンジニアたるものそうあるべき」というスタンスをもっていたりすると、学生は大変です。

あくまでも、そういうスタンスを身につけさせるというスタンスであればよいですが、そうでないとするなら、テキストに書いてあるコードをそのまま入力するだけ(いわゆる写経と呼ばれるやつ)に陥りがちなので、手を動かすことも知識も蓄えられていないので、早々にドロップアウトする可能性も。

3.提案できるスキルを持つ
自分の出来ることだけ(しかも軸は自分にある)を提示することは提案ではないですし、ソリューションでもありません。ここを勘違いしている人は意外に多く、そもそもその程度で何とかなるものって、そもそも大した課題ではないですし、収益にも結び付かないので、ビジネス的な価値もないです。

相手の課題をソリューションするために必要なものは何か?、自分自身に足りないものをどうやって補えばいいか?を踏まえるだけでも時間やコスト、メリットやデメリットが見えてくるので、それらを踏まえた提案ができるようになります。このあたりを日々の業務の中で意識してやれるかどうか・・・はスゴク大切だと思います。

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