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「開かせていただき光栄です。 Dilated to meet you」皆川博子 さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

すごいねー、
1930年生まれの作家が、
2010年に書いたもの。
御年80才やん!

しかも、ロンドンの中世の、
解剖学の話やねんけど、
美青年いたり、美少年いたり、
女装バーがあったり、
かなりヤオイ的。

その中で、歴史的なこと
(中世ロンドンの貧困や残酷さ、
監獄での性交など)が、
詳しく書いてあって、
あこがれのロンドンの
恐ろしさを知った。

ダニエル・バートン(←バートンよ! 
ルーク・バートンみたい)
は、解剖医で、部下が四人?

メインはエドワード(エド・助手)と
ナイジェル・ハート(画描き:レオナルド・
ダビンチ並みの天才)。
 
二人は、最初、どうも、
できてた?

ネイサン・カレン(天才詩人)が、
田舎から出てきて、
エドとナイジェルと友人になり、
いろんな殺人事件が起こり、
ナイジェルはゲイバーの
妖精女王(タイターニア)、
エドは、妖精王(オーベロン)という
裏の顔を持っていたり。
師のダニエルも知らん。

盲目の刑事、サー・ジョンやら、
その助手で姪のアン・モアとか。

最後でエドとナイジェルは
死んだ者として
生きていくという別れ。

(最後、ネイサンは、
二人にかくまわれ、メイドとして
生存していたことがわかる)

超大作!

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