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医薬品開発から新規事業企画に異動できた当時を振り返ってみて

皆さんこんにちは!

ヘルスケア業界(開発受託のCRO業界)で新規事業企画をしております、ヒロシズです。

今回はヘルスケア記事ではなく、キャリアの話をしてみたいと思います。

はじめに

私のキャリアを簡単に紹介すると、以下です。

・大学院卒で今の会社に入社

・約3年半、医薬品開発の部門で仕事

・新規事業企画の部署に異動し、1年ちょっと経過

医薬品開発から新規事業企画へ異動するといったキャリアは周囲を見ても珍しいと思います。

そのため、私が異動を実現するまでに取り組んだことを、少し紹介いたします。

なお、私の異動は「新規事業企画に募集があったわけではなく、自ら異動を希望し、最終的に自分用の枠を作ってもらった」といった感じでした。

この異動実現に至るまでに行動したことは本当にたくさんあるのですが、今回は敢えていくつかの内容に話を絞って書いていきます。

異動に向けてとった行動①:様々な情報に触れ、業界の動向に対して自分なりの意見を持つ

新規事業企画となると「これからのヘルスケア業界そして自分たちの会社はどうなっていきそうか?」を論理的にイメージでき、それを形にすることが重要だと、当時の私は考えてました。

そこで、ヘルスケアの最新の技術や規制はもちろんのこと、異業種での最新情報を、日々のニュースから隙間時間に毎日インプットしておりました。

また、その中で仕事にも活きそうな情報は、たまにチームや仲良い同僚に背景情報も含めて共有していました。

色んな情報を集めていくと、自分なりに「世の中はこうなりそうだ」が見えてきます。

私はその見えてきた流れを、いつでも説明できるよう、頭の整理をしておきました。

これが最終的に功を奏しました。

というのも、私が新規事業企画の部署のトップと面談する機会は、本当に唐突でした。

確か、面談OKとの話を聞いてから2日後がその日、みたいな唐突さでした。

しかし、普段から情報を整理していたおかげで、急な面談にもかかわらず「私は今後業界が〇〇になっていくと思います」との意見を、理由と参照した情報を含めてしっかり伝えることができ、結果的にそのトップからも「そうそう、私もそう思っているんだよ」とのコメントを頂きました。

この面談では、自分へのファーストインプレッションを上手く残せたと思います。

異動に向けてとった行動②:繋がった人脈を大事にする

社会人で特に2-3年目のときですが、他部署との交流を意識していました。

仕事で繋がった人のみならず、他部署の社員から誘われた飲み会等に積極的に参加し、そしてその後の関係性の継続にかなり力を入れました。

(今思うと、営業マンかよ!みたいな動きをしていたと思います笑)

そもそも自分は初対面の人と話すことが好きで、こういった交流の場で輪を広げることが得意です。

しかも、他部署の紹介から交流が数珠つなぎに広がっていくと、役員や自分が全く知らない部署の人が参加するような飲み会にも招待いただきました。

そうやって交流範囲を広げていくと、会社全体の組織構造や関係性、キーパーソンが見えてきたり、さらには普段の業務では手に入れられない情報を聴くことができました。

年齢層問わず、気軽に話せる人が色んな部署にいることは、様々な場面で大きなプラスを生みました。

ただ、対人関係のバランスはかなり意識していました。

社会人経験が圧倒的に浅い20代半ばの社員がこのような人脈を手に入れるためには、大胆に動いたときもあれば、かなりの注意を払った時もありました。

ここら辺は話せば長くなるので、要望があれば書きます…笑

異動に向けてとった行動③:自分の想いに共感してくれる上層部を見つける

組織は、やはりトップダウンが重要です。人事権となれば、なおさら。

私は、自分が常に話ができるチームメンバーや同僚といった円の範囲に自分の希望を伝えても、異動は叶わないだろうと考えておりました。

そこで、自分のチャレンジ精神を評価してくれそうで、かつ人事権を持つ上層部に対して「なぜ自分が新規事業企画の部署に行きたいか、なぜ今なのか」を熱意をもって説明しておりました。

最終的にはその上層部の方が、自分の異動を調整してくださりました。

この上層部に話をしに行くにあたっても、前述の情報インプットと人脈が活きました。

さいごに

20代の社員が新規事業企画の部署に行ける機会は、あまり多くないと思います。

なんなら、「20代社員に対する新規事業企画部への公募」なんてオープンな募集は皆無だとすら思っています。

ただ、私はあまりそれを気にせず、むしろ「募集が無いなら自分用の枠を作ってもらえばいいだけじゃないか!」という振り切った精神で、熱意と戦略をもって、そもそも存在していなかったキャリアを切り開きました。

これを読んだ方で「なんだよ、自分がキャリアチェンジできた自慢話かよ」と思われる方もいるかもしれません(実際に言われたことあるので)。

そう思われても良いです。

この記事で伝えたいことは、熱意と行動によって切り開ける未来もあるんだよ、と言うことです。

この道なき道のキャリアを築くために、私は会社の20代社員の中で一番行動したと思っている自負すらあります。

ここには書いていないだけで、本当はもっと色々な事がありました。

また、私の上記のような行動ですが、これは全て業務時間外で取り組んでいました。

自分が与えられた仕事をしっかりやる、これがまず大前提にあります!!

ちょっと熱くなりましたが、皆さんには「へぇー、こんな異動の仕方もあるんだなー」と感じていただけましたら幸いです。

では、また次回!

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