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地方や田舎を満喫できる「農旅」のすすめ

一言に旅といっても、そのスタイルはさまざま。
美しい景色を見たり、美味しいご飯を食べに行くだけが旅ではありません。

今回ご紹介するのは「農旅」。

各地の農業に触れながら、その土地ならではの体験をする旅のスタイルです。農旅で地方や田舎の暮らしを楽しんでみませんか?



農業だけじゃない「農旅」の魅力


私が農旅をするようになったきっかけは大学生のときに所属していた農業系の学生団体での経験です。学生団体には農業に興味のある学生が集まり、勉強のために全国各地の農家さんを回りました。

農業は体力仕事で大変なこともありますが、それ以上に楽しさが勝りました。作物に詳しくなったり、とれたての作物で食事をつくったり、その地域の景色を堪能したりと魅力満載でした。学生の時は東京に住んでいたので地方や農村に滞在できることだけでも非日常で楽しかったです。

私の農旅の原体験の詳細については下の記事をご覧ください!


「旅先で農業するのか」と思われるかもしれませんが、一度農旅を体験してしまうとその魅力にきっと取りつかれます。農業で体を動かすのもリフレッシュになって最高ですよ!

まずは農旅の魅力についていくつかご紹介します。

その地域の農業体験ができる

各地域で特色ある農作物を生産しているのが日本の農業の魅力です。山梨といえばぶどうや桃、静岡といえばお茶やみかん、山形ではさくらんぼといったように各地に特産物があり、農旅ではその地域ならではの農業を体験できます。

各地域の特産物を楽しめます

私は愛媛県在住なのでみかん収穫のおてつだいによく行くのですが、休憩時間には収穫したばかりのフレッシュなみかんを食べさせてもらえます。畑で食べる採れたてみかんのおいしさは格別です。畑でしか味わえない味覚や経験も農旅の魅力の1つです。


農家さんや地域の方とコミュニケーションがとれる

農旅ではお世話になる農家さんや周辺の地域の方と、農作業中や仕事後にお話する時間がたくさんあります。その地域に溶け込んだ気分になれるのが農旅の魅力の1つです。

そして友人や家族と参加すれば農作業をしながら普段とは違った雰囲気でコミュニケーションがとれます。農業しながらだと不思議と開放的な気持ちで話ができるんですよね。はじめましての人ともすぐに仲良くなれちゃいます。農旅を通じてたくさんの友人ができました。


その地域ならではの暮らしや文化を体験できる

寝泊まりする場所は、農家さんが運営するゲストハウスや近くの宿泊施設が多く、普段の旅行ではわざわざ泊まらないような場所に宿泊できます。ご飯も地元の飲食店に行ったり農家さんと一緒にご飯食べたりと、観光地のお店巡りとは一味また違った体験が待っています。その土地ならではの食と住を体験できるのが農旅の醍醐味です。


お気に入りのサービスを見つけて農旅に行ってみよう!


最後に農旅のはじめかたについて、いくつかご紹介します。
最近は農家さんとつないでくれるマッチングサービスが増えてきているので、そちらを活用していただくのがおすすめです。

①No 農 No Life(略して「ののの」)

「ののの」は午前中は農業、午後は自由時間で仕事や観光ができる農業ワーケーションに特化したサービス。午前中のお手伝いの報酬として、宿泊先とテレワークの環境を準備してもらえます。農業と観光をバランスよく楽しめますね!
7,700円で2週間までの滞在が可能な「普通プラン」と、友達と参加することで最長で2週間まで6,600円で泊まれる「友達紹介プラン」があります。


②おてつたび

「おてつたび」は農業、漁業、ホテルなどのおてつだいを行い、働いた時間に応じて報酬をもらえるサービス。募集は全国各地のさまざま地域であり、短期から長期まで働く期間の条件も選べます。
旅をしておてつだいして報酬までもらえてしまうなんてとても魅力的!さまざまなAwardで受賞歴のある注目のサービスです。


③WWOOF

「WWOOF」は世界中に広がっているサービス。受け入れ先(ホスト)の仕事を、滞在者である(ウファー)が手伝う代わりに、ホストから住まいと食事を提供してもらう仕組み。ホストとウファーの間にお金のやりとりは発生しません。ワーキングホリデーで来る方がよく利用されていて、外国人の利用者も多いです。
年会費制で初年度は1人5,500円ですが、継続すると2年目は2900円、3-4年目は1900円、5年目以降は1500円と大幅値引きされます。


④ファミリン

「ファミリン」はホストの家にホームステイできるサービス。ホストは宿泊業や農業をしている方が多いです。農業体験や自然体験などホストによって特色ある体験ができます。
宿泊費は無料となっていますが、水道光熱費・ネット利用料・アメニティ利用料として謝礼金を払うシステムです。お手軽に農村留学ができちゃうサービスですね!


各サービスにそれぞれ違った個性があって面白いですね。
自分に合うサービスを見つけてぜひ一度「農旅」に行ってみましょう!


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