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沈静最是美質 (呻吟語)


こんばんは。
今回も呻吟語より、ご紹介します。
とてもシンプルな言葉なので読み下しも必要ないかもしれませんが、一応書いておきます。

(読み下し)

沈静なるは最もこれ美質なり。

(意味)

静かにどっしりと構える姿こそ、美徳である。

 論語では、「巧言令色少なし仁」(学而篇)という言葉がよく知られています。こちらは、人徳の備わった人は言葉で飾らないものだ、というような意味で、よく似ています。


自信が無い時、よく喋る。


 私の悪い癖です。場を取り繕おうとして、早口、かつ、多弁になります。また、部下との面談においても、私から喋ることで部下の話すタイミングを奪ってしまう、そんなことをよく感じています。

 なぜだろう、と考えた時に、自分に自信がない、相手との対話時間をなるべく減らそうという心理が働いているような気がします。

 さて今回の言葉のように、どっしりと構えておくには、自信が足りていない、と申し上げましたが、場を支配しようとすると却って喋り過ぎてしまうので、その場の相手との対話を楽しむ、想定外の流れになっても、それは良しとする、くらいの余裕を持つとちょうど良いのかな、と思います。

 もう一点、少ない言葉の中に、相手に残るようなメッセージを入れるこの2点を意識しておくと変わるかな、と思います。

ではまた!

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