シンデレラになれるかは、自分次第〜ザ・ノンフィクションより〜

基本的にテレビっ子な僕ですが、毎週欠かさず、録画してまで観ている番組がひとつあります。

　
それがフジテレビ系列の「ザ・ノンフィクション」

https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/

タイトルの通り、完全なノンフィクションのドキュメンタリー。フジらしいおちゃらけテイスト皆無。その代わり、ナレーションに平泉成とかヒロシとか毎回テーマに沿った趣向が凝らされています。

　
関東では日曜の昼14時という時間ながら、時には視聴率10％を叩き出すという人気ぶり。不振のゴールデンと変えたほうが…というのはさて置き、ファンを惹きつけて止まないのが徹底した長期間取材と、まさに起こったことしか流さない反バラエティ主義です。某ビックダディとは違います。ギャラも一切出さないそうです。

　
そんな番組に人気の企画があって。
そのひとつが「シンデレラになりたくて…」

　
ある整形外科医院主催のコンテストで、予選審査を通過すれば無料で整形が出来る上、

ファイナリストに選ばれれば、来場者3万人を超えるイベント「ガールズアワード」でランウェイを歩くことができ、グランプリには賞金300万円、準グランプリには旅行券100万円分が贈られる、まさに、現代のシンデレラストーリーです。(番組ホームページより）

という企画に挑戦する女性達を追う内容です。先週は前編でした。

　
今回も、顔のパーツがどうしても納得できずに引きこもり生活を送る女性、いじめが原因ですっぴんで外を歩けない女性などが登場。それぞれの思いや整形に賭ける真剣な姿勢、カウンセリングを受ける様子や日常生活などに密着していたのですが、整形外科の先生の言葉がちょっと心に響いて。

　
「口元の膨らみが恥ずかしくて引きこもりになってるから手術したい」という女性に対して、先生はこんな事を言います。

　
「整形外科にはレッドフラッグペイシェントというのがあって。それは手術をしてはいけない人の例なんだけど、その中に”整形することに関して結果を全く別のものに持ってくる”というのがある」

「今もまさにそうだよね？手術をすることで外に出られるかも知れないと。でも外に出るか出ないかは、可愛いか可愛くないかとは関係ないよね？」

「君の問題は君の問題。一緒にしちゃダメだ。まずはそこを自分で解決してこないと、手術はできません」

　
僕は、ちょっと意外だったんです。
なるほど、じゃあ手術したら前向きになれるね！頑張ろう！みたいなことを言うんだろうと思ったから。

　
でも確かにその通りなんですよ。
整形したら魔法のように人生が変わるわけじゃなくて、あくまで外見的なコンプレックスが無くなるだけ。思考は自分で変えていかなくちゃいけない。この場合、整形に依存してはいけない、危ないということなんでしょう。

　
でも正直、そんなに整形の必要ある？？と思うような人が多くて。その人個人の問題なので外野が無責任には言えませんが、僕はそのままでも可愛いと思えました。だけど、皆一様に”可愛いなんて言われたことない”と言うのです。

　
つまり、圧倒的に自己肯定が足りないということ。自分に自信を持てれば、自分を認めることが出来れば、それだけで一歩踏み出せるのに。先生はそれを言いたかったんだと思う。

　
これって、実はファッションも同じなんですよね。
洋服は自分に自信を持つ、自分を認めるためのツールという側面が強い。華やかな服着たから、高い服着たからってそれだけで人生が変わるわけじゃないんです。服を選ぶ過程で感じたことから得るものの方が大事。人に見せるためだけに選ぶとロクなことにならない。

　
整形もファッションも、それが先行で変わることはもちろんあります。でもそこに依存しているようでは長続きしないし、すぐにマインドが戻ってしまうでしょうから。

　
そしてもうひとつ感じたのは、みんなもっと気軽に人を褒めた方がいい。

　
特に日本人はあまり表立って意見を言わないでしょう？良くも悪くもですが、良いことについてはもっと口に出していいんじゃないかな。例えば、もし誰かひとりにでも「可愛いよ」と言われていたら、先の彼女たちの人生はぜんぜん変わっていたかも知れないと結構本気で思うので。

　
ファッションでも「お洒落だね」「素敵だね」とサラリと言ってあげるだけで、相手の人はとてもやる気になるし意欲を持てるはずです。「褒められなかった」と僕に文句言ってきた人もいたくらいだから（笑）ちなみに僕は素直に褒めちゃいますね。だってそういう循環が起きた方が楽しいでしょう。

　
外見を変えるのは一番分かりやすいですが、本当に変われるかは自分のマインド次第だと、僕は経験から感じています。

　
そんな訳で今週のザ・ノンフィクション後編、乞うご期待です！

　
あ、決して回し者ではないですよ。番組のファンミーティングとかあったら行きたいけど。

　
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