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『FINE BOYS』 専属モデルオーディションで最終審査まで残った話①

こんにちは!
渡部寛隆です。

最近は毎日100回以上のアクセスを頂き
投稿のモチベーションがあがってます!!!

見ていただき本当にありがとうございます。

さて、今日は

『FINE BOYS』 専属モデルオーディションで
最終審査まで残った話①

をお送りいたします。

一昨日から2日間に渡り

こちらを配信してきました。
両方合わせても5分程度で読めてしまうので
ぜひ読んでいただきたいのですが、

忙しい方用にまとめると

当時、茨城に住む16歳の私が
芸能界に憧れてメンズノンノモデル専属オーディションを受け
書類は通るも1次審査で落ちて絶望していたところに
おまけで送った「FINE BOYS」専属モデルオーディション1次審査
の案内来て書類通っちゃったよ!

って話です。

今日はその続きから!
早速行きましょう!

①3つの目標
②1次審査
③吉報届く


①3つの目標

そもそも『FINE BOYS』とは

『FINEBOYS』(ファインボーイズ)は
日之出出版が発行している男子大学生向け月刊ファッション雑誌。
業界では『MEN'S NON-NO』に次ぐ発行部数を誇り
毎年5月〜10月にかけて専属モデルオーディションを開催している。
過去には大東駿介、松坂桃李、杉野遥亮などの俳優を輩出。
2000人前後の応募があり
国内のモデルオーディションとしてはかなり人気が高い。

という超有名雑誌だったんですが
当時の私は知りませんでした。(まじでごめんなさい)

気持ちはまだ完全に切り替わっているわけではないのですが
1次審査はすぐ目の前です。

また大火傷して、心が傷つくのかなぁ…
とも考えていました。

偉そうですが、メンズノンノに思いが強かったので
きっと燃え尽きていたんです。

またMさんみたいな人がたくさんいて〜……

そうだ!Mさんにこのことを伝えよう!

と、伝えたところ

なんと

Mさんは書類審査で落ちていたことが発覚します。


ええええ!!?

「俺もFINE BOYS書類送ってたけど、落ちてた!
渡部くん、やっぱり素質あるから!楽しんで!!」

Mさんはどこまでも優しいイケメンです。

私がメンズノンノの時に助けられ、最終審査まで進んだ
(後々パリコレモデルになる)Mさんが落ちて僕が通ってる…?

なんだか希望が見えて来ました

(ちょろい)

いや、でもこんなものなんですよね。
人のモチベーションて。

そしてMさんからのメッセージ

「楽しんで!」

をヒントに私はこのオーディションにある目標を持って挑みます。

・誰かに自分から話しかける
・素の自分の知ってもらう
・合否を考えずに楽しむ

②1次審査

場所は渋谷の某所でした。

大きくはない控え室で、テーブルや椅子はなく
各自ストレッチする人もいれば、携帯いじる人もいて
メンノンほどの緊張感はありません。

それに、若干

メンノンの時と空気や顔やスタイルが違う気がする……

なんだろう、もっと身近なイケメンというか

学年やクラスのいけてるイケメン集めました!!
次世代のスターは君の周りにいるかもしれません!!

そんな感じです。

あ、すいません。
僕もこの中にいたことを忘れてました。
でも周りを見て素直にそう思ったんです!!

もっと分かりやすくいうと

メンノン→美術部、吹奏楽の文系イケメン
ファインボーイズ→サッカー、バスケの体育会系イケメン

なんか分かります???


そして、近くにいた数人に声をかけました。
ほとんど周りは年上なわけですから
そりゃ緊張しました。
ただ、私は今回自分から話しかけに行くと決めています。
勇気を持って声をかけました。

ただ、よっぽど緊張してたんでしょうね。

誰に話しかけたとか何喋ったとか

何一つ覚えていません。



1次審査が始まりました。


めちゃくちゃオシャレな大人が何人も審査員でいたことを覚えています。

受験者はメンノンと同じスタイルで
7〜8人で一度に受け、面接形式で行います。

しかし、FINE BOYSのカメラテストは
その場で2回ウォーキングとターンを行い
最後にカメラに向かって笑顔を見せるという
また違った形式でした。

全員やった後に集団面接。

将来の夢やなぜこのオーディションを受けたか
あとメンズノンノも受けた人いますか?とか聞かれました。

ここではもう、本当無難に答えていたのですが

じゃあ〜最後、

特技披露したい人いますか?
やりたい人だけで大丈夫です。

と、特技ある人コーナーに移ったんです。

移った瞬間

はい!!!!!!!



私じゃありません。

そのグループの1番目が元気よく手を挙げました。

メンタルいかついなぁ。


確か、その人はEXILEの曲をワンコーラス歌った気がします
(しっかり特技披露してる)

ただ、ここからが悲劇の始まりで

その隣にいたやつが

「うわ〜じゃあ、はい!やります!」

と言って

特技を披露していく流れを作ったのです。


その人はオリジナルのモノマネにちょっと下ネタを挟んで披露

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審査員はたちまち大爆笑。

(完全に宴会ネタでした)

人生には色々な流れがあります。

美空ひばりは川の流れを
穏やかでこの身を任せていたいとまで言ってました。

ただ、この流れは残酷だ。

この特技やモノマネを披露して行く流れは

濁流です。荒れます。


そして3番目の人が

「え…じゃ…俺も…えっと〜あっ………!」

「マスオさんのびっくりした時やります!!!!」

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「以上です…ありがとうございました。(撃沈)」


だから!!!!

言わんこっちゃない!!!

この流れは16歳の俺でも分かるよ!!!!


怖くて仕方がありませんでした。


そして私の前の人です。

「えっと…僕、英語とロシア語で自己紹介ができるので、やらせてください。」

「I am ○○ I want to take this audition Nice to meet you」
「Я ○○ Я хочу принять это прослушивание Мои лучшие поздравления」

私はこのオーディションに受かりたいって言いました!!
よろしくお願いします!!

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会場が拍手で包まれます。


おい!!!

何をマジの特技披露してんねん!!!!

マスオみたいなことやってすべってくれよ!!!


「じゃあ次の君〜」

もう次って言ってるじゃん。


うわっどうしよどうしよどうしよ

特技とかないし

やばいどうしよどうしよ


と、その時です。

あのMさんの声を思い出しました。

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はあああああ

M神様!!!!


そうだ!!!

忘れてた!!!

合否は関係ない!!!

楽しむんだ!!!

俺が今、楽しいと思ってやってることはなんだ!!!


「え〜じゃあ、僕サッカーをよく観に行くので、
ショートコント『日本代表戦とJリーグの応援の違い』」

大声で全力でやりました。


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ヤヤウケ!!

よかった!!!

おまけに素の自分が出せた!!!!

極限状態だったけど楽しかった!!!

Mさん本当にありがとう!!!!

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ここからの記憶がほぼないです。笑


気づいたら山手線に乗って帰路についてました。

けど、なぜだかなぜだか

達成感がありました。

合否なんてどうでも良いわけじゃないけど

何かオーディションで

自分を見てもらえた

今、茨城に住んでいる

16歳の渡部寛隆という存在を

知ってもらえた。

それだけで私にとっては大きな一歩だったのです。

③吉報届く

川の流れのように穏やかな1週間でした。


いつもと変わらぬ日常に戻ったというか

一旦、芸能の道について考えようというか

自分の中で新しい一歩を踏み出すことに
やりがいを感じていました。

そんな中、ポストにある一通の封筒が

「渡部寛隆様 日之出出版」

ん?

ん????????

まさか

「最終審査のご案内」

あなた様は厳選なる審査の上、最終審査へ通過していただきたく……

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僕がエネルになったところで今日はおしまい!


明日『FINE BOYS』 専属モデルオーディションで
最終審査まで残った話②に続く。



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