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エネルギー療法は科学的にどこまで分かったのか

>記事からの引用
このような論文がある一方で、施術の効果に否定的な論文も多いのです(Cochrane Database of Systematic Reviews 2015など)。生体エネルギー自体が証明できない以上、エネルギー療法の効果は単なる精神的な思い込みによるものだという批判に、真正面から反論できないのです。より進んだ科学の出現が待たれます。

ただエネルギー療法の多くは、その効果を信じる人たちの伝統的・宗教的な信条に基づいており、本来は病気の治療だけでなく、精神的・スピリチュアルな健康を目指すことが多いのです。ですから、精神的な効果を省いて病気に対する治療効果だけを証明しようとする西洋医学的な手法は、エネルギー療法の研究には不向きです。新しい研究方法の開発が望まれます。

エネルギー療法の効果を信じない人が多い一方で、その効果を過信して、本来受けるべき治療を受けたがらない人もおられます。私は医者としての前半生は西洋医学の研究をし、後半生はエネルギー療法の研究をしました。その経験からすると、現代医学はエネルギー療法などが持つ精神的・スピリチュアルな癒やしを取り入れるべきだと思います。

そしてエネルギー療法を信じる人たちには、現時点での客観的な施術の効果を知った上で、状況に応じて西洋医学の治療を受けてほしいと願っています。それによってお互いが分かり合い、統合医療の先にある真の健康を目指す新しい医学が生まれると考えています。

こころからそう願います。

第16回 エネルギー療法は科学的にどこまで分かったのか – 一般社団法人 MOAインターナショナル (moainternational.or.jp)


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