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敬慕する人

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いつもお邪魔している皆様の記事から、わたしが特に思い入れのあるものを集めさせていただきました。 プロの方々も惜しみなくその作品を公開してくださるというこの環境が奇跡です。ありが…
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2024年5月の記事一覧

ギャラリー|検索は「ふうちゃん266」

あめにうたえば。

雨なのに、とても晴れやかな気分。 いままで、ずっと袋小路にいた気がする。 ・・・ 朝起きる。 歯を磨く。 今日は一般ごみの日。 つば付きの帽子をかぶって、 防水仕様のジャンパーを羽織る。 口を結んだ、市指定のゴミ袋を両手に持つ。 ネコが、行かないで、と足元にすり寄る。 すぐ戻るからね、とその頭をなでる。 玄関を開けると、わずかだった雨音が広がる。 ビタビタと地面を打ち付ける雨粒。 それをさえぎって、歩く。 両手に抱えたビニールを、ゴミ収集用の網棚に

ダイヤ 《朗読》

お口直しに、本州では紀伊半島先端の潮岬の、とある場所でしか見られない、ルリハコベの花を。 琉球や八重山では雑草だそうですが、この花を本州で撮るために、レンタカーを飛ばして必死に探しました。

私は、誰かのおかげ

column vol.1212 先日、ある尊敬する方から「人の上に立たせていただいている人は諸法無我の精神が大切」ということを教えてもらいました。 諸法無我とは、全ての存在や事象は独立した永続的な自我を持たないという意味。 つまり、私という存在は様々な関係や要因、条件、恩恵などから成り立っているということです。 この話を聞いて、以前、当社の勉強会に登壇いただいた薄井シンシアさんも同じようなことをメディアのインタビューで仰っていたことを思い出しました。 〈8760 /

蓋をしないで

その繊細さに蓋をしないで それはあなたの感じとる力 ひととは違うものに美しさを感じ 誰も気づかない悲しみに あなたは気づける その繊細さゆえに 生きづらかったね 感じなくてもすむことを 感じて傷ついてきたね その繊細さをもう隠さないで それはあなたの心の泉 こんこんと湧き出る 澄み切った輝きを どうかこれからは 自分の心を潤すために

現在退職しているが、どちらかと言うとワーカーホリックになりがちな仕事好きだった。 介護の関係で退職したが、退職しなければnoteは 始めなかったかも知れない。 人生とはわからない。        ▫️▫️▫️ いつも、たくさんの事を抱えて生きてきた様におもう。 仕事に子育て、早めの介護(4人)お見送りが終われば仏事事は続く。現実的に生前の家中の片付けから処分に至るまで、何をどうして生きてきたのかわからない時期もあった。 自分の勘だけに頼って生きるとは、この事だろうか?理

石田くんの気まぐれ短歌いかがですか?

皆様こんにちは。 徳島大学細胞生物学分野・ヨネケン秘書のあべみょんです。 昨日の雨がウソのような晴天。 ええ。 眠いです。 とりあえず、眠気覚ましにトラつば感想見ておいてください。 渾身のよねさんイラスト書きました。 喧嘩別れってことないよねと信じています。マスターもいい人だったので生きててくれていいんだけどなぁ。 と! いうことで。 昨日お伝えしておりました通り、 石田くんの気まぐれ短歌届きましたので発表します。 臨床実習でオペを見させてもらっている時に思い付いた

悪魔と青く深い海のあいだで 《詩》

「悪魔と青く深い海のあいだで」 その水は何処までも 透明で純粋だったんだ それを知る者は誰も居ない 灯りすらない夜の闇  誰かの足音 くだらない 辻褄合わせに僕等は泣いている 銃声の音が聴こえますか また大切な何かが失われて行く 知らぬ間に 目隠しをしていた愛の調べ 不釣り合いな恋に 傷付くのが怖かった 水平線の向こうには 花は咲いていますか 僕等の話を聞いてください 貴方は今でも其処に居てくれますか それとも去って行きますか 愛してると言って

サブリナ様 拙作『引越物語』について、こんな風に書いてくださるなんて✨ 有り難くて嬉しくて泣いちゃいました(இдஇ`。) 記念にします お守りにします サブリナさん本当にありがとうございました🥰

雨降りの電車で考えた大根の話。

雨が降っている。朝からずっと、雨が降っている。 雨降りの地下鉄に乗りこむと、モワっと瞬間、独特の匂いに包まれる。平熱のサウナみたいに高い湿度。やたら生々しく吐き出される老若男女の呼気。人の数だけ持ち込まれたびしょびしょの傘。ぬるい人肌で温められる衣服の微妙な生臭さ。地下鉄だというのにぼんやり薄暗い車内に充満する、人びとの不快感。 次の駅に到着すると、一瞬だけさわやかな風が入る。密閉された車内に新鮮な空気が入り込む。ところがそれも扉が閉まって発車すれば、もとの空気に戻ってし

空は続くよどこまでも

そこには透き通った青い空 少しだけひんやりとした風が吹く どこへ行くの? さあね 限界は自分で決めないと決めたのだ

あの日のあのこを、絵とことばで。

「自己中心的なところがあります」 小学1年生の通知表にそう記されていた。 子どもの世界のまん中は自分だ。 自分のスキなものはよくわかるし、 探しに行けばすぐに見つけられた。 そうして大切なものをたくさん集めて、 自分のスキで作ったお城で、 気分よく暮らしている。 ところがあるとき、 お城の外に目を向けて気づくのだ。 自分ではない、ほかの誰かのスキは ちっともわからない。 キライなものもわからない。 それどころか、 ほかの誰かは何がスキで何がキライかなんて、 考えもしていな

アイスクリームララバイ

そろそろアイスが食べたくなる季節がやってきました。 今日はソフトクリームな気分。 そんな時はとりあえずミニストップへGO。 今は「いちごソフト」だそうです。 私はミックス、彼はバニラ、どちらもカップにしました。 レジの子はお会計をしながら、もう一人のスタッフの子に、「ミックスとバニラをどちらもカップで」と伝えていたのが聞こえました。 確かにその時は、そう聞こえたような気がしました。 しばらくして、注文を受けたスタッフの子が、ニコニコと「お待たせしましたー。」と両手に持