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Nurse With Wound ナース・ウィズ・ウーンド

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Nurse With Wound関連。『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』(DU BOOKS)と併せてお読みください。 https://d… もっと読む
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#インダストリアル

Nurse With Woundのある曲でドラムンベースが使われているのはなぜなのか

Nurse With Woundのある曲でドラムンベースが使われているのはなぜなのか

Nurse With Woundヒストリー(仮)に収録されるエピソードから部分的に抜粋するコーナー⓶

2006年に発表されたNurse With Wound『Rat Tapes One』は、1983年から2006年までに「廃棄」された音楽の残骸をパッケージしたアルバムだった。いわばお蔵入り音源集なのだが、ここに1曲、古くからのリスナーを混乱させるものがある。

NWWにしては珍しいどころか過去に

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Nurse With Woundはなぜ実在の酪農企業からレーベル名をとったのか

Nurse With Woundはなぜ実在の酪農企業からレーベル名をとったのか

近刊予定のNurse With Woundヒストリー(仮)に収録されるエピソードを部分的に抜粋するコーナーです。

Nurse With Woundが公式にデビューしたのは、アルバム『Chance Meeting On A Dissecting Table Of A Sewing Machine And An Umbrella』をリリースした1979年6月のこと。録音は78年9月で、リリースまで半

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『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』出版のお知らせ

『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』出版のお知らせ

『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 -パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック-』をDU BOOKSより上梓します。79年から今日まで活動するナース・ウィズ・ウーンド(Nurse With Wound)ことスティーヴン・ステイプルトンの個人史を、本人や関係者たちの証言と過去の資料から辿ります。
主なトピック:60年代末のフランスやドイツで芽生えた「ラディカルな」音楽との出会い、パンク前夜のロンドン・

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『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』選外作品

『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』選外作品

2021年1月29日発売予定の『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』収録のディスクガイド部分には、Nurse With Wound (NWW)のディスコグラフィや高名なNWWリストに明記されているバンドの一部を掲載している。両者を網羅するとなると、新たに一冊の本を作らねばならない。したがって『評伝』では120枚ほどに留まっていることをここに記しておく。
本記事では『評伝』本文で内容に触れていなかったり、

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