Nurse With Wound関連。『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』(DU BOOKS)と併せてお読みください。
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#電子音楽
Nurse With Wound list再考② 憑在論(Anarchy)の視点より
Nurse With Wound リスト(以下・NWWリスト)の膨大なラインナップは今日でも振り返るに値する内容であるが、新奇な音楽、つけくわえればDJ的な「使える音楽」という視点からの再評価は2010年代のアナログ再発ブームによってそれなりに進められたと思える。リスト作成者たるスティーヴン・ステイプルトンとジョン・フォサーギルが「1970年ごろから79年前半にかけて」集めていた音楽から選出された
もっとみるNurse With Wound 2020年以降のリリース
全体的に研究記事の更新が滞っているので、息継ぎ代わりのNurse With Wound情報を。COVID-19のパンデミックと北半球的な政情不安が深刻化しようとも不断の創作を続けているスティーヴン・ステイプルトンだが、その欲望のアウトプットには作り手の意思が(これまでと同じように)希薄である。ほぼ毎日生み出されているであろうそれらは、過去作の再発盤や超限定アイテム用のアートワークとしてお披露目され
もっとみる『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』選外作品
2021年1月29日発売予定の『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』収録のディスクガイド部分には、Nurse With Wound (NWW)のディスコグラフィや高名なNWWリストに明記されているバンドの一部を掲載している。両者を網羅するとなると、新たに一冊の本を作らねばならない。したがって『評伝』では120枚ほどに留まっていることをここに記しておく。
本記事では『評伝』本文で内容に触れていなかったり、