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🌸ストローク🌸

こんばんは。
平田真智子です。

先日のブログの中で「心」の受け入れ態勢について、ちょこっと書きました。
今日は、その「人の心」についての話しをしてみます。

「ストローク」という言葉を耳になさることはありますか?
⼼理学では、⼈の⼼理に与える影響を「ストローク」と、総称して言います。

褒められたり励まされたりすれば
⼈は「プラスのストローク」
怒られたりけなされたりすれば
「マイナスのストローク」。
そして、
何の反応も得られない、と言う状況は
「ストロークがない状態」。

「ストローク」は、
「プラス、マイナス、なし」の順番で、人は好むと心理学で言うのです。
「プラス、なし、マイナス」の順番では無い。
おや??と思いましたか??
そうなのです。
マイナスとなしでは、
「マイナス」の方が、良いのです。

事例があります。
いたずらっ⼦がわざと怒られるようなことを仕出かすのは、
「褒められない(プラスのストロークを得られない)のなら、
せめて怒られたい(マイナスのストロークを得る)」
という気持ちの表れ。
⼈は周囲の⼈の無反応(ストロークなし)に耐えられない。
と言うことです。

私が体験したのは、
「無視」です。
無視をされると言うことは、「なし」なのです。
「なし」は、苦しみしかありません。

人は、ストロークなし、では生きていくことができない。と言っても良いと考えます。
マイナスやプラスのストロークは、存在を認めた上での反応です。
ストロークなし、とは、「存在自体を認めていない」と言うこと。
人は、「存在を認め合うこと」でコミュニケーションを図っています。

私が体験した「無視を受け続ける状態」とは、
刃物で心臓を刺し続けられているような感覚になる状態、
と言っても良いくらいの感情になっていきます。
人に対して暴力を振るうことよりも、ひどい状況なのでは、、、。
生きる気力さえも奪ってしまうほど、卑怯で残酷な行為だと認識しています。
ストロークなし、は、「存在がない」ということ、「存在否定」をされていること。
「承認欲求」とは、違います。
「ストローク」は、人が生きていく上での当たり前に呼吸をしたり水を飲んだりすることに等しい、と言うこと。

ストロークが不足すると人は生きていけません。
心の不調をきたしてしまいます。

だから、私は、社員教育や人育てをするときに伝えてきたことがあります。
どんなことがあっても、無視をしてはいけない。
この会社は、無視をすることを絶対に許さない。
と。
それでも、そのような場面があったら、
徹底的に理由や原因を探り、解決できるまで粘る。
なかなかうまくいかないことも多かったのですし、
自分自身が苦しんでしまったことも、、、。

人の心は、なかなか解らないけれども、
人の心が、心地よくなるような状況や環境はどんな感じなのか、
ということは、それぞれが、わかっているはず。
だから、「心」について、もっともっと真剣に考えて生きていけたらいいな、と思います。
難しいことは、考えなくてもできることですからね。
「人の心」が「プラス」になることは、どんなこと?どんな態度?どんな言葉?
って、ひとりひとりが感じたり考えたりすることが、大切かしら。

さてと。
「プラスのストローク」
私も生きていく上で、いつもプラスのストロークを発していける人でありたいと思います。
皆様も「心にプラスになるための影響を与えられる人」でいられますように。

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