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『鬼』〜ukuleleで奏でる創作物語〜

「鬼滅の刃」が流行っている今日この頃ですが、
僕はまだ、1話2話しか観ていません。
流行りだから観ないのではなく、
噂を聞くのと、序盤を見るかぎりでは
いつか観たいなぁ・・なんて思ってます。

でもせっかくだから、
やたら「鬼滅の刃」に詳しい息子、年少組6歳と
観よう!と誘っているのですが、
保育園で流行っているので、
やたら詳しいのですが、、、
「怖いから観ない」そうです・・・。

そんな怖がりの息子は
3歳の頃から鬼を怖がっていました。

大分といえば「神楽」で、
御先(みさき)という演目では
鬼(猿田彦大神)が舞台から降りて、
子どもや、いろんな人をおんぶして回す。
これが祭りのハイライトとなるわけですが、
息子当時3歳は、連れて行かれるのが嫌で、
泣き喚き、娘、当時0か1歳のベビーカーを乗っ取った
なんてこともありました。

僕も大分に来て、神楽に参加するようになって
7年くらいになります。

この動画で使われている鬼のお面などは、
神楽の舞台袖で、こっそり撮ったものです。

なので、流行りに乗ったつもりではなく、
3年くらい前に創った物語です。
きっと息子や神楽の影響で、
この「何か」を「鬼」と描いたんだと思います。

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この物語は、3.11の原発事故以降に
僕や、風潮や、知ったこと、知らなかったこと、
以降だから生まれた物語だと、
出来たあがった当初は思っていました。

そして、怖くて悲しい物語だと。

出来たはいいけど、
こんな自分でも覚えるのが大変で、
しかもこんな暗い物語・・・。

創った後、1.2回人前で物語った後、
誰からも評価をもらえなかったので
お蔵入りしてました。

(あれ・・・おかしいな?出来て3年以上は経ってるな。
時系列がおかしくなってるけど、許してください。)

1年後、誰かが「あの鬼のお話よかったよ」
と、今更ながら言ってくれたので、
もう一度物語ることにしました。

すると、以前は怖くて暗いだけの話だと思っていたけど、
そうとは限らない。ただ在り得る現実を物語っている
だけのように感じるようになりました。

感じることが毎回違う。
感じるがままに感じる。
雰囲気と機会があれば、
何度でも語りたいお話になりました。

何のことを話しているのか
僕にもわかりません。

ただ、毎日同じように働いている「私」がいて、
何かが少しずつ変化している。
そして、現実的な刺激を用いて現れる時は
突然。だけど、
その予兆はすでに実は以前から感じていた。
ということ。

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「鬼」とは何なんだろう?
僕は最初「悪魔に魂を売る」的なエンディングだと
感じてました。
でもあるときふと
「鬼」を「神」と置き換えて読んでも同じ意味だと
気付きました。

そもそも「鬼」って「神」ですよね? 本来。

息子にもいつも言って聞かせています。
「鬼ってのは神様の一人なんだよ。
神楽の鬼も、猿田彦様っていう芸能、そして
道案内の神様なんだよ」って。

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勝ち馬に乗って、破壊、蹂躙する人がいる。

隷属な人生から、覚醒した人生に変わる人もいる。

目醒めたのか?
挫けたのか?
救われたのか?
掬い取られたのか?

わからないです。
ただ、だから、
この物語を紡いで、届けていきたい。

「芸術」なんだと思います。
このnoteは余計ながら、
ちょっとおしゃべりしたかっただけです。

僕が、僕で創って、
感じたこと。
映し出された今の世や
自分に感じた類似点、違和感。

本当に、どの現象にも例えられるようで
いたたまれなくもあり。

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音源のリマスタリングが終わり、
映像と共に、お届けする準備が出来たので、
聴いて、感じてもらえたら幸いです。

10分強ある動画です。
機会を設けて、
聴いて、感じてもらえたら幸いです。

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②へ続く


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