〖神-TAN!!!〗⑬「重い足取り…」
重い足取りの私…
の、後頭部辺りを
ニコニコ付いて来る聖霊…
公園を抜け…歩道…電車内…
派手でフワフワと
浮くこの不思議な生物?は
本当に誰からも
見えていないよう、、
「〖神様探知機 (通称神タン)〗を見つけた人間にしか見えないよ。」
聖霊の言っていた通りみたい、、。
そんな中、
とうとう会社に到着。。
オフィスに入ると
なぜか大勢の
上司や先輩達が集まっていた。
一斉に
私を見る。
(「今日の朝礼で辞めるんじゃない」?)
そんな声が聴こえて来そう、、。
9時になった。
魔の朝礼の時間、、
重々しい空気に
ピーンした緊張感が走った
強ばった顔の社員が
ズラリと並ぶ、、。
「社長!!お早うございます!!」
社長に向かい
全員が一斉に挨拶する。
下げた頭を上げられない、、
社長の顔が見られない、、
影がゆっくり近づいて来る、、。
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