なぜ絶望させるのか?なにも希望がない運動会【自閉症児育児】
今回のテーマは「障害を持っているとハンデは確かだが、その子なりに一生懸命成長する」って話をします(`・ω・´)
「自閉症+知的障害を持つ息子の運動会の実例」を元に、成長具合をお伝えします。
まぁ、本音は「普通の子どもと一緒に運動会を楽しみたかった」ですけどね(´・ω・)
ただ泣くだけの運動会
去年の話ですが、当時年中さんだった長男は運動会に参加できませんでした(-_-)
いや、園庭には行きましたよ。
でも、入場行進が始まる直前、クラスの輪を飛び出しました。
普通の子と「物理的な距離以外」の遠さを感じましたね(´・ω・)
親子競技、かけっこなど、プログラムが進む中で、どうしても友達の輪に入れない。
「もう無理だな」
クラスの子たちのパラバルーンの演技中に、逃げるように帰りました。
本来であれば、多くの保護者から拍手喝さいを受けるはずだった。
普通の子と自分の子。どうしようもない両者の差で、帰りの車内では、頭が真っ白でしたね
で、家に着くとケロッとする長男。いつものようにYouTubeを見始める。
お前……
「だったら運動会に出ろよ!!」
反射的にブチ切れました。
息子の意図が通じない言葉の羅列。なんとかくみ取って、言語化して聞き返す。それを24時間365日とかムリだよ。
虐待疑惑で児相に通報? どうぞしてください。
そんな感情が頭をぐるぐる巡る日でしたね。
また”あの運動会”の時期が来た
年長になった今年の運動会は、参加したくなかった。園からの渡される運動会のお便りすら見たくなかった。
それでも幼稚園最後の運動会。とりあえず参加。朝から気が重かった。
他の保護者も、孫の姿を見に来た高齢の方も、入場を楽しみにしている一方で、僕の子は参加すら危うい。
周囲との温度差が、より絶望感を強くする。なぜこの場にいるのか。もう帰りたい。
入場行進直前。帰り支度は万全。息子たちを連れてファミレスでも行って、普通の休日として過ごせばいいんだ。
普通が普通にできた
おかしい。どうなってる?
クラスの子と列に並んで、手を振りながら園庭に行く息子。しかも笑ってる。
「普通のことが普通にできる」という異常事態。
すごかった。
手放しで褒めた。
本当に障害児か?
もちろんクラス演技は完ぺきではなかった。むしろ療育と併用通園で練習時間が限られているのに、本当によくやっている。
かけっこもスゴかった。立ち位置はスタートラインの1メートル手前。ピストルの反応も鈍い。でも、出遅れたのにほぼ同着の1位。
あっという間に運動会が終わってしまった。もっと動画を取りたかった。帰る気マンマンで、スマホの充電をしていなかったのが恨めしい(´・ω・)
成長を見守れる寛容さ
つまり、運動会を通じて言いたかったことは、
障害を持つ子の親は「ゆっっっり成長を待ってあげるメンタルは必要」
ってことです。
いや、むずかしい話をしている自覚はあります。絶対にイヤでも比べてしまうときがありますから。
実際、去年の運動会は出場した競技はゼロで、ただ泣いているだけでしたからね(・ω・)
でも、子どもに必要以上に期待をかけるのも残酷じゃないですか。
なので、気長に見守ってあげましょう(`・ω・´)
みんなしあわせにな~れ☆
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年末は電子書籍を出版します(`・ω・´)