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還暦を迎えた女性暗殺者たちのミステリー: 「暗殺者たちに口紅を」読書感想
「暗殺者たちに口紅を」
ディアナ・レイバーン (著), 西谷 かおり (翻訳)を読みました。
あらすじ🗒️📌
かつてはナチの残党を、現在は独裁者や犯罪者を標的としてきた暗殺組織〈美術館〉。社会に害を為す人物の抹殺に40年を捧げてきた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。それを記念するカリブ海クルーズに出かけたが、彼女たちを殺すため、組織から刺客が送り込まれたと判明する。生き延びるには、知恵と暗殺術を駆使して組織に反撃するしかない。もはや若くはない肉体と輝かしくもほろ苦い思い出を抱え、ビリーたちは殺すか殺されるかの危険な作戦を練りはじめる──。MWA賞候補作の著者が贈る、極上のエンターテインメント!
読みながら、脳内でハリウッド映画を見ているようでした。特に暗殺というミッションをこなす還暦を迎えた女性4人組の描写の部分はスピード感があり、あっという間に読んでしまいました。若くて、暗殺者としては絶頂期というわけではなく、年齢を重ね、無理をすると身体がきつい彼女たち。けれどこれまでの経験から、狙撃名手がいれば、毒薬を使いこなしたり、武器が好きだったりと、自分たちそれぞれの経験と得意な方法で危機を乗り越えていきます。
そういった彼女たちの悪戦苦闘のアクションシーンに加えて、一体、なぜ、誰が、彼女たちの命を狙うのかという謎もあり、最後まで楽しんで読めました。
アクションシーンのある小説を読みたい方にはおすすめのエンタメ小説です!
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