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新作「アラカワスイモンバン」製作スタート

いたばしの地域ボードゲーム会で、次のゲーム製作に着手しました。今回は、荒川流域の治水について楽しんで学べるゲームを目指しています。

直接のきっかけとなったのは、板橋区で雨どいを作る会社、タニタハウジングウェアさんから「端材利用で何かつくってみませんか」と言っていただいたこと。端材のバリエーションはいろいろあるのだけど、ガリバリウム合金の円盤に注目し、前から作りたいと思っていた治水ゲームをつくることに。

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この「前から治水ゲームを作りたいと思っていた」って部分も簡単に補いますと。数年前に、国土交通省の仕事で荒川河川事務所を取材した際に、「僕らの生活は気づかないところで誰かに守ってもらっているんだな」と感じ、これをゲームにしてもっと楽しく知らせたいなあと思ったわけです。

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そして今回、タニタハウジングウェアさんに提供いただいた円盤は、レーザーカッターで表面の塗装をけずれたので、いよいよゲームに使えそうだと感じて製作スタート。8月にイベントを実施したカジークジー製作なども間に入ったので、実際のプロセスとしては少し間があいています。

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ゲームのルールは、さまざまなアイデアがありましたが、思考実験や紙の上の検討などを経て、固まってきました。

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現在のゲーム内容としては、「激しい豪雨にさらされた荒川で、水門番になったプレイヤーたちは、いろいろ悩みながら水門を開閉して、まちを水害から守る」というものになっています。

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ガルバリウム円盤には、水量を示すマークを彫るほか、大きな円盤には、大きな水害をもたらす「ハザードモンスター」を彫って、ゲームを盛り上げる予定です。

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ハザードモンスターの絵は、板橋区在住で豊島区の人形劇団につとめる「あらなみ仙太」さん。超ナイスなイラストで、すでに面白そう。

今後、ゲーム内容をさらに詰めつつ、防災イベント的なことも視野に活動を広げていきたいと思います!

板橋区内に、レーザーカッターや3Dプリンターを使って何かを作ったり届けたりしています。また、そうした道具を使える人を増やしたいという思いで、講座などもちょいちょい開催しています。サポートいただけた場合は、こうした機材費や会場費などに利用させていただきます。