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短い詩、いろいろ「本棚」「宇宙」他

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本という、時空を越える弾丸に
時として心を打ちぬかれ
本棚という名のタイムマシーン

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私たちの存在は
生まれて・死んで・ばらけて・再生する
分解と再生の永遠のループの中に

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宇宙は果てしなく広く
その中で塵よりも小さい私
それよりもさらに
さらに小さいものたちの法則で
宇宙は成り立っているらしい
そんなことを考えながら
ぼんやりと空を見上げる

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部屋の窓を開け放つ
生温い風と新緑、それからいろんな音が入ってきた!

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昨日は、君の枝には何もなかったよね
枝先には小さな小さな点のような緑が見えてはいたけれど
でも今日、黄緑色の鮮やかな葉を見事なまでに広げている
まるで手品をみているようだ
毎年春に繰り広げられる
私と落葉樹との会話

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イースト菌と粉を捏ねてパンを焼く
いい香りがして、唾をごくり
発酵という不思議でおいしいちから

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未来のことを考えて不安になるという事は
永遠に今を生きることはできない、という事か?
死ぬその瞬間まで

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人はひとりひとり違うのだ
わかりあうことは容易ではない
なにより難しいのは
私とあなたは違うという前提を
すぐに忘れてしまうこと

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