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唯一無二の椎茸に出会い、この味を茨城に残したいと思った。

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川島ひらくです。今回は、田村きのこ園のとの出会いと、右腕になるまでについて書こうと思います!

私と田村きのこ園の出会いは、2019年の10月。私の前任の地域おこし協力隊から「ぜひ一緒に行きましょう」と声をかけてもらったことがきっかけでした。

聞けば、「福王しいたけ」という、かなりビッグなサイズの椎茸を作っているおじいちゃんがいるとのことで、わくわくしながら向かいました。

田村きのこ園についてすぐ目に飛び込んできたのがこの椎茸。

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ででででででで!でかい!!
予想を3周りくらい上回る大きさ.....

直径10㎝はあろうかという椎茸がわんさかコンテナに積まれていました。
すぐさま「なんでこんなに大きいんですか?」と園主の田村さんに聞くと。

「腕がいいんだよ」と一言。

そうかぁ腕がいいのかぁ....
と納得できるわけもなく、いろいろお話を伺いました。

帰ってから早速調理。

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やっぱり大きい.....下の直径15㎝にもなろうかという椎茸は傘が開いてしまった規格外品だそう。(変な形の椎茸がありますがその紹介はまた今度。実はこれまたすごい椎茸です。)

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お勧めのステーキとフライにして食べました。

ステーキは1個でお肉にも負けないメイン級のボリューム。
味はどうなのかと思い食べてみると....

めっちゃうまい!!!

これまで食べてきた椎茸は何だったんだろうと思う肉厚さとぷりぷりとした食感!

そして、一番驚いたのがその旨味の濃さです!
「大きいだけで味は椎茸だろう」と思っていたら大誤算。噛んだ瞬間、ジューシーな旨味がぶわっと広がります。
近く、スーパーで椎茸を買い、食べ比べしたところ、普段何気なく食べていたスーパーの椎茸は水っぽくて食感もぶよぶよに感じてしまいました...もう戻れない...


椎茸のおいしさに感動すると同時に、その日きのこ園で聞いた田村さんの言葉を思い出しました。

「もうやる人いないからおわりだ」
ご自身も年齢を重ねており、後継者もいないため、あと数年でやめようと思っているとのことでした。

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こんなにおいしい椎茸が地元茨城からなくなろうとしている。
食べた椎茸のおいしさもあり、とてもショックを受け、その日からこの椎茸をなんとか残せないかなぁと考えるようになりました。


そして、その後も何度かきのこ園に通い、地域おこし協力隊として東京のマルシェやイベントで椎茸を販売させていただきました。

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すると、前を通るお客さんがみんな足を止めて、立派な椎茸に驚き、次々と売れていきました。もう嬉しくてたまりません。

この経験をきっかけに、自分だけではなく、この椎茸はたくさんの人を喜ばせることができると確信し、「この椎茸をなんとかして未来に残さなければ」と強く思うようになりました。

そして、1年に一度の菌床の仕込みを翌月に控えた12月、田村きのこ園に赴き、「椎茸の作り方を教えてください」とお願いに行きました。

これが、田村きのこ園の右腕になるまでのいきさつでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


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