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第4回:サラリーマンの副業と税務申告入門

 今回は、『所得税の申告書作成 医療費控除と住宅ローン控除等』についてお話いたします。一緒に楽しく勉強していきましょう!

 まず源泉徴収の実務について、それぞれ誰が行なうのでしょうか。「①源泉徴収」「②年末調整」は会社の人事部門等が、給与所得者であるサラリーマンに代わって手続きを行うのに対し、「③確定申告」はサラリーマン自身が行うことになります。スマホでの確定申告もOKです。
 厳密には通常、「③確定申告」も会社が行なうので、サラリーマンは原則として確定申告をする必要はありませんが、今回はサラリーマンの皆さん自身が確定申告をすることを想定してお話します。
 これから、サラリーマンの皆さん自身が確定申告することで税金が安くなる項目を中心に見ていきます。

 「物的控除」は、ご覧の7種類あります。通常サラリーマンの皆さんは必要書類を会社人事部門に提出し、会社側で所得税の納税手続きが完了することになりますが、「雑損控除」「医療費控除」「寄附金控除」の3つは年末調整で処理できず、確定申告が必要になります。

 年末調整で処理できない物的控除3つ。「雑損控除」「医療費控除」「寄附金控除」をイラストでイメージ持って頂ければと思います。③「寄附金控除」ですが、ふるさと納税をした場合も該当しますが、5か所以内の地方公共団体への寄附で「ワンストップ特例」を適用した場合は、確定申告不要とすることができます。

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