これからのインタビュアーに求められること(仮説)
この4年間ぐらいは、学生/社会人向けのセミナーやイベント、ラジオのパーソナリティからディレクターなども担当しています。
もちろん、参加者やリスナーの皆さんに楽しんでいただくことが一番大事だとは思うのですが、登壇者やゲストとの関係性を気付きたい場合もあります。
ただし、登壇者/ゲスト・参加者/リスナー・パーソナリティ/ファシリテーターの3者が満足するイベントや放送が一番だと思っています。
でも、例えば、自分がパーソナリティやファシリテーターを務める放送やイベントで、ゲストの得意分野が、自分が知らない分野の場合、どうすればいいのでしょうか?
これは、自社の商品の魅力がなにか分からないけど、どうにかして売らないといけないような状況とも少し似ている気がしているので、多方面に参考になれば幸いです。
僕の考える対策はこんな感じです。
①その人の魅力を、他人に最大限伝えるためにどんな部分を引き出せばいいのか?を考える。(リサーチ)
②その人が解決できそうなジャンルにおいて、自分の知り合いや見聞きした情報から、何かに困ってる人の立場に立って、解決策を聞いてみる。
もちろん、自分の体験でもいいし、むしろ自分の体験の方が語りやすい。
①リサーチ→魅力の発見
まずはその人の魅力を発見しないといけないわけなんですが、ここが結構難しいと思います。
だからこそ、リサーチは徹底的にする必要があるわけですね。名前や肩書きを見ただけじゃ分からないです。
インタビュー記事や、その人のSNS、著書などもチェックしてみる。その中で、これはぜひ引き出したい!もっと知って欲しい!と言う魅力を発見するわけです。
そして、個人的にはここが重要だと思っているのですが、**自分自身が他人に何を伝えたいのか? **があるかどうかです。
自分が話を聞いているその人は、自分の伝えたいことをまさに体現してくれている点はないか?自分ができていないことをやっていないか?と考えて、それを引き出すのがいいかと思います。
②その人が解決できそうな課題を持った人になりきる
ラジオやセッションの場合、やはりゲストとして出演してもらった人の次のお仕事に繋がった方が良いと思っています。
だからこそ、その人が解決できそうなサービスや商品を持っている場合、そのサービスや商品が解決できそうな課題を持った人になり切ってみるのがいいです。もちろん、自分自身の体験談を話せると、より具体的な話ができると思います。
だからこそ、人の話を聞く仕事に関わるのであれば、いろんな体験をしておくことが大切だと僕は思っています。
自分自身で体験して、課題だと感じたことの話であれば、深い話ができます。
ですので、普段から「これはもっとこうならないのか」のように、生活の中の不便にも注目しておくといいと思います。
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リサーチフェーズで少し補足です。
リサーチの中で、「なぜわざわざこんなことを始めたのかな?」「自分だったこうするのに、なぜこの選択をしたんだろう」のように、疑問と仮説を持っておくのも実は大事です。
そして、インタビューを頻繁に受けてたり、書籍を多く出されてる方は、そんな質問はたくさん受けてるので、リサーチの段階で仮説の検証もできたりします。
であれば、その仮説を検証した上で、そこからまた深掘りすることもできますね。
「〜〜〜のインタビューでは、このように答えていらっしゃましたが、実は〜〜〜ですか?」
とか、「今はどう思っていますか?」など。
質問者にとっては初めての質問でも、ゲストにとっては「またこの質問か…」ということも多々あるので、リサーチはめちゃくちゃ大事です。
聴衆の皆さんが満足するのも大事ですが、ゲストで出てくださった方が満足するのもまた大事ですよね!
なので、できればゲスト自身にとっても「初めての質問だ」「こう言う気付きが得られた」と思ってもらうことが大事だと思います。
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