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【共同執筆】雑学連想ゲーム#13

前回の記事はこちら。

八重:
ゑ、そうだったんじゃ。
この雑学はゐゐ雑学だったわ。この理論でいくと「ゐ」は /yi/ になるんかな。

かつての日本の発音って、色んな違いがあって面白いじゃろ。
奈良時代には「ハ行」がPa、Pi、Pu、Pe、Po…つまりパ行で発音されとったらしい。でもそこから平安にかけて、ファ行で発音され始めた。
ファ行って聞くと、どうしても英語のFaとかを想像するけどでもこの時は唇をしっかり合わせて「ファ」って発音する(発音記号的には「Φ」が使われる)方式だったらしいで。
今の俺らからしたら唇を付けてファって発音するのが難しく感じるけど、それでも昔の日本人はそれをやっとったんじゃな。江戸時代からは今のハ行になったらしい。
日本っていう漢字の読み方が「にほん」だったり「にっぽん」だったり「にふぉん」だったりするのは、この時の名残があるんじゃろうな。

涼:
iPhoneの発音が「アイフォン」だったり「アイホン」だったり「アイポン」だったりするのと通ずるところがあるな。知らんけど。

奈良時代で思い出したんじゃけど、俺らの小学校の修学旅行って京都奈良大阪じゃったが。
奈良公園ってたぶん八重が想像しとる以上に広いけん今夜はその事実に震えて眠るとええで。
よくある東京ドーム何個分かで言うと、実に140個分で5km²以上あるんよ。
敷地が広いぶん俺らが見とった鹿も氷山の一角で、公園内におる鹿の総数は1,100頭とも言われとるで。
ちなみに奈良公園の鹿って賢くて、鹿せんべいも売店に売ってあるやつには手を出さず、ちゃんとそれを購入した人間目掛けてすり寄ってくるんよ。

八重:
どんだけ広いんで、あをによし国内(くぬち)。
東京ドームがよく引き合いに出されるけど、こういう情報を聞くにつけ東京ドームってめっちゃ小せぇって思うよな。

すり寄ってくる…で言うと猫じゃな。
ツンデレで有名な猫じゃけど、飼い猫なんかはよく飼い主にスリスリしてくるんよ。我が家の猫もよくあるわ。
あれって頬の部分にフェロモン分泌物質が含まれとって、自分の匂いがせんくなった飼い主に対して自分のフェロモンを擦り付けて安心しようとする猫の習性らしいわ。
外出先から帰ってきたりして違う匂いがすると猫が駆け寄ってくるのはそのためらしいな。猫カフェ帰りなんかは必死でこすり付けるらしいけん今度あえて猫カフェ行ってくるわ。

涼:
鬼畜の所業せんであげてや。猫って犬と比べたらツンツン強めなイメージじゃけん、デレて来たときの破壊力は抜群よな。

猫カフェって今では至るところにあって、そこから派生してフクロウカフェとかハリネズミカフェとか、いろんなアニマルカフェが存在するよな。
そんな猫カフェなんじゃけど、歴史は意外と浅くて、発祥は1998年の台湾で、日本に上陸したのは2004年のことなんよ。台湾旅行でたまたま猫カフェに入った人が帰国して大阪で1号店を出したと言われとる。
ちなみに猫カフェと比べて犬カフェが圧倒的に少ない理由に「鳴き声の大きさ」「疲労の限界を超えて遊んでしまう」「縄張り意識が高い」「散歩する必要がある」なんかが挙げられるな。

八重:
俺が以前住んどった家の近くには、珍獣カフェっていうのがあってミミズクとかうんたらトカゲとかおったみたいじゃ。核家族化・マンションの乱立でペットを飼うのが難しくなってきた昨今ではアニマルカフェが唯一の癒やしよな。

散歩する必要があるのは、犬だけじゃなくて人間もなんよな…
っていうのを思い出したわ。
脳の活性化には運動をするのが一番ええっていうのは最近の脳トレ界隈では一番の定説とされとるけど、外をしっかりめに歩くのは特にええらしいわ。
足がポンプの役割として全身の血流を良くするっていうのは勿論じゃけど、自然の中を歩くことでコルチゾール(ストレスホルモン)が減って、頭のスペースも整頓されるんよな。
場所が脳に与える影響でいうと、アイディアが求められる会議は天井が高い部屋で行う・集中して取り組みたい仕事は狭い部屋で行うっていうのがええらしい。今俺は訳あって刑務所の中におるけん、めっちゃ集中できとるわ。


~続く~


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