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画像の色調【<撮って出しの画像>と<補正して再現力を高めた画像>の比較Vol.2】

デジカメで撮影した画像、 <撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>の色調を、サンプル画像を使って「再現力」の違い、差を比較し解説しています。

本稿では、桜の画像を例に比較しています。

適正な補正を行うことで<撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>の色調、再現力は、明らかな違い、差となります。

RAWデータから色調補正すれば、再現力を最大に高めることができます。

その効果は、臨場感や立体感、質感、光感、遠近感などが増すため、<撮って出しの画像>より、もっと再現力が高くなり、ぐっと伝わる画像に再現することができます。

<撮って出しの画像>を使用しているけど、もっと色調のクオリティー、再現力を高めたい方や、どれくらい違うのか? その差を知りたい方、興味がある方は、とても参考になる記事です。

<撮って出しの画像>、<補正して再現力を高めた画像>とは


<撮って出しの画像>とは
デジカメ、スマホが撮影後に自動で保存した画像、また、適正な補正が行われていない画像を指しています。RAWというデータから色調補正をされていない画像は、この画像にあたります。(jpeg 画像など)

<補正して再現力を高めた画像>とは
RAWデータを使用し、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行った画像を指しています。

※ どちらの画像も、元の画像は同一です。

<撮って出しの画像> サンプル1 〜 3

下記の画像は、<撮って出しの画像>サンプル1 〜 3です。
<撮って出しの画像> _サンプル1

<撮って出しの画像> _サンプル1

<撮って出しの画像> _サンプル2

<撮って出しの画像> _サンプル2

<撮って出しの画像> _サンプル3

<撮って出しの画像> _サンプル3

次の項では、上記の<撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>の色調の再現力を比較しています。

<撮って出しの画像>と<補正して再現力を高めた画像> サンプル1 〜 3 の色調の再現力を比較

ここでは、まず、上記の項でご覧いただいた<撮って出しの画像>サンプル1 〜 3 の画像と<補正して再現力を高めた画像>サンプル1 〜 3 の画像の色調、再現力を比較しています。

それぞれ、各1点づつ並べて配置しています。

サンプル1 の画像 / <撮って出しの画像>と<補正して再現力を高めた画像>の比較

<撮って出しの画像> _サンプル1

<撮って出しの画像> _サンプル1

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル1

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル1

<撮って出しの画像> _サンプル2

<撮って出しの画像> _サンプル2

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル2

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル2


<撮って出しの画像> _サンプル3

<撮って出しの画像> _サンプル3

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル3

<補正して再現力を高めた画像>_サンプル3

<撮って出しの画像>と<補正して再現力を高めた画像>サンプル1 〜 3 の色調の再現力を比較した解説

サンプル1 〜 5の画像、それぞれ<撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>を比較し、明らかに違う点、差を解説しています。

繰り返しとなりますが、<撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>とは、下記の画像を指します。

<撮って出しの画像>、<補正して再現力を高めた画像>とは


<撮って出しの画像>とは
デジカメ、スマホが撮影後に自動で保存した画像、また、適正な補正が行われていない画像を指しています。RAWというデータから色調補正をされていない画像は、この画像にあたります。(jpeg 画像など)

<補正して再現力を高めた画像>とは
RAWデータを使用し、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行った画像を指しています。

※ どちらの画像も、元の画像は同一です。

サンプル1 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

<曇り空をバックに逆光の桜の画像>です。

解説するまでもないくらい、明らかな違い、差があります。

・桜の花びら1つ1つの色調の再現

・曇り空、雲の階調の再現

・左下の山の階調の再現

・白い部分の見え方、暗い部分の見え方や桜、空、雲、山の臨場感、立体感、形状、質感、光感などの再現力

サンプル2 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

<左手前の桜と谷の向こうに富士山が見えている画像>です。

・桜の花びら1つ1つの色調の再現

・空、雲、富士山の再現

・木々の再現

・白い部分の見え方、暗い部分の見え方や桜、空、雲、木々の臨場感、立体感、形状、質感、光感などの再現力

サンプル3 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

<桜の花と幹、枝の画像>です。

・桜の花びら1つ1つの色調の再現

・幹、枝の再現

・桜の花びら、幹、枝の臨場感、立体感、形状、質感、光感などの再現力

<撮って出しの画像>と<補正して再現力を高めた画像>に、色調、再現力の違い、差が生じる理由

<撮って出しの画像>は、カメラやスマホが独自の基準、方法で補正して色調情報量を圧縮、間引きして保存した画像です。

<補正して再現力を高めた画像>は、カメラやスマホが撮影したままを記録した無補正、無圧縮の何も劣化していない最大の色調情報を保持したRAWというデータから最大の再現力を実現できる補正方法で仕上げた画像です。

色調、再現力の違い、差が生じる理由は、補正と保存時に色調情報量を圧縮、間引きして完成した<撮って出しの画像>と最大の色調情報を生かして、最大の再現力を実現できる補正方法によって完成した<補正して再現力を高めた画像>の違い、差によって生じています。

ですので、<補正して再現力を高めた画像>の色調情報量を圧縮、間引きの程度と<補正して再現力を高めた画像>の色調、再現力の程度によって色調、再現力の違い、差は異なりますし、画像ごとに異なります。

<撮って出しの画像>から補正しても<補正して再現力を高めた画像>までの色調、再現力を実現できない理由

色調補正をして画像を使っている方もいらっしゃると思いますが、RAWデータを使って補正していない場合、<撮って出しの画像>を使用し色調補正しているため、カメラが記録している最大の再現力を生かせた色調は実現できていません。

<撮って出しの画像>を使って色調補正をしても<補正して再現力を高めた画像>までの色調、再現力を実現することはできないからです。

なぜなら、先述した通り<撮って出しの画像>は色調情報が間引き、劣化している画像で、<補正して再現力を高めた画像>は色調情報を最大に記録している画像から、再現力を最大化できる方法で色調補正した画像だからです。

<補正して再現力を高めた画像>が再現力を最大化できる理由

先述した通り、<補正して再現力を高めた画像>は何も劣化していない最大の色調情報を保持したRAWデータを使って補正された画像です。

そして、補正の方法は最大の色調情報を生かして、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って色調補正を行っています。

色調補正の原理、「基礎・基本」に則っている方法ですので、色調情報を最大に生かすことが可能です。

つまり、「再現力」を最大化できます。

色調情報を生かせるほど「再現力」は高まるので、臨場感、立体感、形状、質感、光感、奥行き感、遠近感、テクスチャーなどの効果が高まっていきます。

再現力を最大化する手順

再現力を最大化する手順は、RAWデータを現像し、その後、色調補正を行います。

色調補正の方法は、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って行います。

その色調補正で使用するツールは、どの画像も基本的には1つだけで実現することができます。

ですので、あれこれとアプリを変えたり、色々なツールの選択で迷ったり、たくさんのツールの使い方を覚える負担はありません。

そして、この1つのツールだけで、他のほとんどのツールで実現できる効果を再現できてしまいます。

なぜなら、色調補正の原理に則った大元のツールだからです。

そのツールを使用し、「基礎・基本」に則った色調補正を行えば、再現力を最大化することが可能です。

色調の再現力の違い、差の「まとめ」

<撮って出しの画像><補正して再現力を高めた画像>とを比較すると、今回のサンプル画像では色調の「再現力」は明らかに違い、差があることが解ります。

「再現力」の違い、差は、臨場感、立体感、質感、光感、遠近感、テクスチャーなどの再現の違い、差になります。

この違い、差の効果によって、どちらの画像が実際のシーンが伝わる画像かは言うまでもありません。

しかし、多くの方は<撮って出しの画像>を使用しています。

理由は、<撮って出しの画像>の色調で満足している、発色がきれい、発色が渋い、発色がフィルムっぽくて満足している、色調のクオリティーに関心がない、クオリティーを高める方法、スキルがわからない、時間や手間がかかる、などが考えられます。

また、<撮って出しの画像>から手軽なツールで補正している方は多いと思います。

例えば、色が映える程度のクオリティーの色調であればこの方法でも良いのですが、レベルの高い色調のクオリティー、再現力の効果を求めるのでしたら<撮って出しの画像>から補正するのでなく、<補正して再現力を高めた画像>を完成させる方法でなければ実現できません。

理由は先述した通りです。

<補正して再現力を高めた画像>は、RAWデータから色調補正を行っています。

ですので、その分、少々、手間がかかります。

その手間さえ負担と感じなければ、RAWデータを使って色調補正した方が高い「再現力」を実現するのに圧倒的に有利ですし、実はこの方法の方が色調補正は簡単なのです。

なぜなら、色調の情報量が少ない画像を色調補正するより、色調の情報量が多い画像の色調補正の方が楽に行えるからです。

この手間と負担を減らす解決策の1つを提案しますと、全部の画像ではなく、これぞという画像のみ、RAWデータを使って<補正して再現力を高めた画像>を目指してみてはいかがでしょうか?



※本稿のサンプル画像は、「Adobe Photoshop」(CameraRaw) を使って色調補正し完成させています。

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