幻の地域限定パン 東台パン
上の写真は私の勝手なイメージです。
千葉県市川市国府台。
この地は昭和20年の終戦を迎えるまで野砲連隊や練兵場などの陸軍施設がありました。
終戦をむかえ除隊された方で帰郷せずに残った31人がいました。
開拓農業協同組合(=東台農事実行組合?)を結成し、東練兵場だった場所を開墾、小麦の製造、パンの製造を行いました。
この東練兵場の開墾は壮絶です。
戦車や野砲で固めてある土を掘るとこからのスタートです。
井戸も有ったようですが、地形が台地上なので水は坂の下から牛車でもらいにいってたみたいです。
現在もかなりの坂道です。
国府台の坂道
この時に作られたのが「東台パン」です。
「台地の上の東練兵場」から名前をつけられました。
小麦のフスマ入の栄養パン。
とのことで、フスマとは小麦の硬い皮の部分のことです。
小麦ブランと言われた方がなんとなく想像できますね。
写真資料はないので予測ですが、フスマ入なのでめっちゃ食物繊維入り。色は全粒粉のパンに近いと思います。
使える水が少なかったと思うので水分少なめ。保存性を持たせるためにさらに水分少なめ。
ガチガチの干パンみたいなイメージになっちゃいました。
当時の「東台パン」ご存じの方は是非教えて下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?