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【note川柳】#50:お題は「人手不足」(246~250)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

令和4年の高齢社会白書によれば、2065年の日本の人口は8,800万人と予想されています。これは2019年のコロナ前の中位推計(合計特殊出生率1.44)をベースにしたものでした。

令和4年高齢社会白書より抜粋

ところが、この中位推計よりも早い速度で人口が減ることが見えてきて大慌てです。各自治体は移住呼び込み合戦、政府は、こども・子育て予算の充実を言い出しています。

労働生産人口(15歳~64歳)に限れば、1995年の8,822万人をピークに実は30年前から減少を続けてきました。

2019年の生産年齢人口は7.509万人なので、ピークから何と1,313万人も減っているんですよね。率にして15%減ですよ。

どうして人手不足が顕在化しなかったのでしょうか?

一つは日本の製造業が海外へ進出したことで雇用が海外へ移転したことや女性の労働参加率が上がったこと(フルタイム夫婦共働きが当り前になった)、65歳以上の高齢者雇用も増えたこと、更には、外国人技能実習制度(1993年)を作って移民議論はしないけれども、外国人を安くこき使うしくみだけはしっかりつくって取り繕ってきたからこそ表面化が遅れました。

これを「ザ・政治家の課題先送り」と言います。

その間に新興国が力を付け、日本の世界経済における地位が低下するに従って、他の先進国からは、人権が軽視された国、ダイバーシティが遅れた国との指摘を受けるようになりました。

コロナ禍は世界の常識から遅れた国であることをバレバレにしてしまいました。さすがにもう取り繕えなくなってきたのです。

そうした人権やダイバーシティの対応遅れの結果は「人口減少」や「人手不足」の顕在化へとつながってきました。

これまでは取り繕いでごまかせた日本の弱み(人口減少による人手不足)は、もはや取り繕いやごまかしではどうにもならなくなりました。これから益々「人手不足」が顕在化し、加速化していきます。

まずは、物流の2024年問題と言われるトラックドライバーの人手不足によって今までのようには宅配してもらえなくなります。

さあ、そんな背景を理解していただいて、今回の川柳を見てください。お題は「人手不足」です。


何年も見て見ぬふりも限界に

分かっていても選挙の票が大事、痛みを伴う「改革」を口にして選挙で勝てるほど甘いものではなく、消費税で何度も痛い目にあってきた自民党はこれまで人口問題に関してはずっと小手先改善に終始してきました。

生産年齢人口の減少が始まってから30年間、日本の大切なリソース「働いてくれる人」が減少する既に起こっている未来を知りながら、今をしのげればと小手先の改善を続けてきたのです。

少子化対策だってこんなにやってきたのです。

第1回こども未来戦略会議の資料集より抜粋

人口減少が加速度的に私たちの社会に「人手不足」という現実を突きつけてきます。今のGDPを維持・発展させるには、生産性向上しかありません。

どうやって? 
標準化・全体最適・働き方改革の新三種の神器しかないかなとじーじは思っています。


既得権いつのまにやら維持できず

日本の社会を牛耳る力があった企業や権力者がきっとその力を維持できなくなっていくでしょう。

産業や社会の新陳代謝がないところに成長はなく、衰退あるのみだとみんなが気づいて日本も大きく変わっていくことでしょう。たぶん。。。

アメリカの新聞記者であり、プレスの自由や報道の独立性を強く主張したイライジャ・ラブジョイ(Elijah Parish Lovejoy)さんは「報道と広報の違いは、報道はあなたが知りたくないことを伝え、広報はあなたが知りたがることを伝える」という言葉を残しました。

イライジャ・ラブジョイさんは、奴隷制度に反対する論説や記事を発表したことで、奴隷制度を擁護する既得権益者たちから度重なる脅迫や攻撃を受け、1837年に暴徒によって殺害されました。

しかし、彼の勇気と理念は、報道の自由やジャーナリズムの役割についての議論に大きな影響を与え、今日の米国の競争力につながったとじーじは思っています。

日本のマスコミも頑張れ!


宅配も買い物まとめ配送へ

今や小さなもの一つをスマホ・ポッチンで宅配してもらえます。

従来なら自分で出かけて、一度に沢山の買い物をして、いろいろなものをまとめて持ち帰っていました。

各自が自動車で出かけて買い物し、1回のお出かけで大量の品物を購入していた昔と違い、今や1品毎に宅配業者の方が自宅まで配送してくれる便利さを知ってしまいました。

もうこの便利さから後戻りはできません。

しかし、人手不足の問題だけでなく、地球も悲鳴をあげていてCO2排出量も減らさなくてはなりません。

1品だけなら配送料800円、2品なら400円、3品以上のまとめ買い・まとめ配送なら無料といった形で配送の人手不足を補う施策は必然でしょう。

便利さの裏にある環境負荷、そこに日本の場合は、人手不足という影響も出てきます。しかし大きなビジネスチャンスも待っていますよ。たぶん。。


介護職70歳はまだ若手

妻のお父さんは、定年で会社を辞めた後、グランドゴルフを始めました。

「60代なんか鼻たれ小僧じゃ」の地元クラブでグランドゴルフを楽しんでいたお義父さんも90歳を超える歳となり、グランドゴルフ仲間の中で最年長となり、このたび引退しました。

高齢者が急増する社会、介護職員の数も益々必要になってくるでしょう。

そうした中で高齢者が高齢者を介護する。短時間勤務でいいので70歳を超えた方にも働いてもらう世の中がそこまで来ているかもしれません。


ロボットや自動化投資花盛り

人手不足は、ロボットや自動化投資を促します。
飲食の大手チェーンでは、もう注文をタブレットで行うのが当たり前になりました。

配膳ロボットもよく見かけるようになりました。

こういった合理化投資は、人手不足を補う手段としてこれから益々盛んになっていくことでしょう。

ChatGPTに関して言えば、民間企業だけでなく、地方自治体で期待が高まっています。

チャットボットではなく、音声対話でAIが電話応対できるようなら、こんなに頭のいいどんな分野の質問にも答えてくれる労働力はありません。

そして、どんなに市民が怒鳴り散らそうが、メンタルをやられることなく、淡々と応対してくれますし、ずっと付き合ってくれます。24時間365日働いても過重労働になりません。

人手不足を前提に解決策をあれこれ考えていけば、日本の生産性はうんと高まります。

頑張れ日本!
頑張れZ世代!

☆☆☆
(感謝)

▼きしゃこく先生のしゃかせん「毎昼12時」でじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生ありがとうございます。今回の記事は、食糧危機への警鐘でした。鈴木教授の指摘されている「種子」の輸入依存がそこまで進んでいたとは知りませんでした。日本の食料はピンチです。

【じーじのもろもろ】自民党議員は食料危機を勉強しているよ!

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