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【#note川柳】#14:お題は「共働き」(66~70)

今やジェンダー平等が当り前、結婚するから女性が退職、子供ができたから女性が退職するという昭和の現象は減少したと思います。

「共働き」の対義語は「専業主婦」?
女性は家庭にいるのが当り前という考え方が昭和でした。

いわゆる「専業主婦」と「専業労働者」に男女の役割を分けて男は死ぬ気で会社のために働く、そうすると終身雇用と年功序列賃金で必ず年を取ったら報われる、そんな昭和の成功体験が日本のジェンダー平等を遅らせてきました。

でも今やその成功体験は世界の成長から取り残され、お荷物にすらなって、子供の生まれない「共働き社会」をつくる原因になってきました。

今回の川柳5句は、「共働き」を詠んでみました。


保育園子の涙見て母躊躇


共働きでは子供を預かってもらうための保育園探しが大変です。

駅前の一等地にはパチンコ屋ではなく保育園への送迎をやってくれる送迎ステーションが建つように規制すればいいのになんて思うのですが?駅前保育ステーション「ノア構想(ノアの箱舟)」ってどうですか?

なんて思っていたらやっているところがあるんですよ⁉
この間テレビを見ていたら流山市でこんなサービスやっていました。👇

千葉県流山市は若い子育て世代の移住が増えて人口増加率がとても高いのだそうです。(千葉県も広い、人口増加のこんな若い「市」があったのですね。)

今では男性育休も制度が整ってきましたし、中には女性のキャリアを中断させるデメリットを考慮して、専業主婦ならぬ一時専業主夫を選択(男性の方が高条件の再就職が容易)して子育てする家庭も出てきたようです。

そうは言ってもずっとどちらか一方の働きだけという訳にはいかず、必ず子供を保育園に預けるというハードルが待っています。

子供が母とのしばしの別れに「ママ~、ママ~」とぎゃんぎゃんに泣くのです。後ろ髪をひかれるように仕事にいくママ。(最近は父親の役割という場合も多そうです。)

子供にとっては母親が一番。まあ、こういう表現をする昭和人は怒られるのでしょうがねえ。父親だって子供にとっては大事だって。

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帰宅後もテキパキの妻寝る夫


共働きでジェンダー平等と言いながら昭和と同じようにどうしても家事・育児の負担は妻に偏っているというのが世の女性の不満。

帰宅後の夕飯の準備でテキパキ支度をする妻を後目にソファーでごろ寝、スマホでゲームの夫、結果は、大体想像がつきます。

上記の調査でも「もっとやってよ!」「やってるよ!」家事分担が原因でケンカになる夫婦は約半数だそうです。

男性は料理が苦手なら洗い物は男性が担当したり、お風呂の用意、ゴミ出しなど家事を可視化して分担表を作ったり、よく話合いをしている夫婦もあるようですよ😊

ジェンダー平等とは、話し合いの文化なり。

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手伝っていると思うの自分だけ


世の男性が注意しなくてはいけないのは、自分では妻を十分に手伝っているつもりという意識です。

☆☆☆

1月11日からは始まった菅田将暉さんが主演するフジテレビ月9のドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」の初回、主人公「久能整(くのうととのう)」が言ったように「ゴミ出しは、家のゴミを集めるところから始まり、生ごみの水切り、集めた後は袋の用意、そして最後に外へゴミを出しに行く、これら全てがゴミ出しだ」しかし、あなたが手伝っているというのは?

☆☆☆

家事・育児の主体は妻で、夫は受け身、手伝っていれば良いという心が透けて見えると妻の育児ストレスに火をつけて爆発するかもしれませんよ。

じーじは、引退後の主夫生活をしっかり準備中です。

孫と一緒にカレーづくり。
テレワークのお陰で、(月)(木)生ごみ燃えるごみ、水曜は古紙、第1・第3火曜が不燃ごみ、土曜はビン・缶・ペットボトルの日、ゴミ出しも完璧になりました。

格好良く書いていますが、妻に「料理教えてあげるからこっち来て」と言われても何だかんだと抵抗。孫を出汁にされるとイチコロなのにね⁉

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米国に追いついてきた数字だけ


日本の共働き世帯数は昭和が終わり平成に入ると専業主婦世帯の数を逆転し今では完全に共働きが当り前の時代になりました。

下記グラフは厚生労働省の資料から抜粋したものです。👇

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下記は、Yahooニュースから「不破雷蔵」さんの記事「アメリカ合衆国の専業主婦・専業主夫の実情をさぐる(2021年公開版)」から抜粋させてもらったグラフです。👇

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上記のグラフは、15歳未満の子供がいる世帯に限定していますので世帯の中でも若い夫婦が対象ということになります。

日本のグラフは、働いている世帯という条件ですから、専業主婦世帯率31.9%と米国のデータより高く出ていますが、義務教育児童をもつ世帯に限定するときっと米国並みの専業主婦率(22.4%)になっているのじゃないでしょうか?

「証拠ありますか?」と言われると「厚労省さん?教えてください?」と言わざるを得ませんが、数字の精度よりも、もうこれだけ共働きが当り前の社会になったということが言いたいのです。

これこそが、真のワニの口問題だと思いませんか?政治家さん⁉

政治の世界もそういう感覚が分かる方に舵取りをお願いしたいものです。世代交代が必要なのではないかと思います。

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子供もつ世帯応援あなたから


じーじの時代はまだ良かったのです。昭和の時代は、妻に子育てを任せて男は会社のために必死で働けば自己実現もできたでしょう。

だけど今の時代の若い世代は大変なんです。共働きが当り前なのですから小さなお子さんがおられる世帯のご苦労は昭和人の比ではありません。

そういう若い世代を応援しないと若い人たちが子供を産み育てる喜びが「苦しみ」に変わってしまいます。

その結果は出生率の低下と人口減少です。

「自分には関係ない」「誰にも迷惑を掛けていない」と一人ひとりが考えるように洗脳され、教育されてきたことがこういう状況を招いているのではないでしょうか?

あなたの一票は必ず時代を変えます。<え~、そこにもっていく?>
いつもの決め台詞で5句の締めくくりです。

頑張れZ世代!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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