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【じーじは見た!】後編:オランダの教育を見てみた⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

じーじは「教育」こそが日本復活の鍵だと思っているので「教育」をテーマにした投稿も多くなっているのですが、興味を持っているといろんな情報が目に付きます。

教育を支える先生方は大変です。
部活改革も来年から始まります。

GIGAスクール構想などもあり、徐々に教育の改革が始まっているのかもしれませんが、何かつまみ食い的で、未来像がはっきりしません。

今回は、オランダのイエナプラン教育を参考に変革の方向性を考えてみましょう。本編は後編です。前編を読んでいただいた方が話が繋がります。

✅オランダ教育は随分前から注目されています⁉

きっず外務省のHPの中に「世界の学校を見てみよう!」というコーナーがあります。2012~2014年に掛けて外務省と文科省で協力をして世界中の小学校を調査しているんですよ。素晴らしい取り組み!

キッズ外務省の「世界の学校を見てみよう!」より引用

オランダは2013年に調査されています。

デ・ラ・レイ学校の特徴は,子供の創造性を育てるため「遊び」が大事な授業の一環として取り込まれていること,午前中の最初の2時間の授業は,自分で「遊び」と「勉強」のどちらを先にするか,そして遊びで何を選ぶかを決めることができる選択の時間とされていることです。児童達は,まず,8時15分までにそれぞれのグループの教室に行って,先に勉強するか遊ぶかを決めます。最初に遊んだら,次の時間は勉強です。勉強は,それぞれのグループ毎の教室で行いますが,遊びの時間は,いろいろなグループ(学年)の子供達が一緒になって遊びます。「遊び」としては,ダンス,楽器の演奏,絵を描くこと,読書,体育室での遊技,ドッジボール等のスポーツの他に,料理もありますし,砂場で遊んだり,校内の施設の1つである「劇場」にあるWiiを使ってみんなで踊ったりすることもできます。大使館職員が見学に行った日には,折り紙も行われていたようです。

きっず外務省「オランダの学校では今」デ・ラ・レイ学校より引用

問題なのは、見てきた成果を文科省や教育委員会が過去10年間でどう活かしてきたかです。

✅フィンランドの教育にも共通すること⁉

フィンランドでもオランダでも教師に対する尊敬とそれにこたえるために子供の能力引き出す教師のスキル磨きの方向性が実に見事だと思います。

日本は、先生が雑務に忙し過ぎるのです。

ICT環境導入が遅れたのも痛かったと思います。
遅れてしまったものは、仕方ありません。挽回していけばいいのです。

✅イエナプラン教育の特徴は⁉

最後にオランダのイエナプラン教育の特徴をまとめておきましょう。

イエナプランは1924年にドイツにあるイエナ大学のペーター・ペーターゼンが取り入れた教育方法ですが、ドイツではなくオランダで普及したようです。

教育の目的は子供たちに生きていく上で必要な能力を身に着けてもらうことです。

その能力として読み書き計算だけではなく、イエナプランでは子供たちをグループで活動させることで、お互いが異なる存在であることを知り、共に生きることの大切さを学ぶことに力点が置かれていることが特徴です。

基本的に行われる活動は会話、遊び、仕事、催しの4つから構成されていて、異年齢のグループで活動することで子供たちには次の能力が身についていきます。

1)人に教える力
2)他者の視点を共有(共感力)
3)探求心
4)学習の意義(理解力)

何か良さそうでしょ? 飛びつきたくなる気持ちになる方も出てくるでしょうね。

だけど、日本とオランダではベースとなる「学校教育の手引き」が全く異なります。

それに人との関わりに慣れていない子供や苦手な子供には、過度なストレスになりそうです。

日本の今の教育環境のままで、どこかの塾や一部の自治体でプログラムを導入したからと言ってもオランダのような成果がでるとは限りません。

日本の教育環境全体が変わらない「つまみ食い」では大きな成果にはつながらないと思います。

今の日本の子供たちは、探求心よりも決められたことを他者と同じように覚えることや、同じようにすることを教育の基本として叩きこまれ、同調圧力を重んじる子供に育つように教育されています。

そんな日本の教育環境なので、子供たちは知らず知らずに次の能力が身についています。

1)人の教えを黙って聞く力
2)自分の意見を抑えて同調する力
3)忖度・斟酌力
4)忍耐力(学習は嫌なことを我慢すること)

1)~4)で身に着けた「多様性に不寛容」で仲間でないと思ったら徹底的に叩く、誹謗中傷を浴びせる、いじめるという気質を身に着けてしまっている今の教育環境はみんな「マズイよな」と思っているハズなのです。

どうしていくべきかもきっとみんな分かっているんですよ。

でも戦後70年以上も前例を踏襲してきたので「変えるのがとても大変」なだけなんですね。

だから一気に変えようとせずに「こうありたい」という未来のありたい姿を描いて、10年以上掛けて毎年少しずつ改革を進めていけばいいとじーじは思うのです。

その原動力になるのは、各地の教育委員会の情報開示かもしれませんよ。

教育委員会を横並び比較すれば、改革の方向性がオランダの教育の良さを取り入れた方向に揃い出すかもしれません。

無理なのかなあ?

でも教育者ならみんな、暗記して覚えた内容をテストで競い「みんな一緒を目指す」時代ではないことに気が付いているハズなのです。

一刻も早く「深く学ぶ探求心を磨く」「みんな違っていていいんだよ」の教育時代に入ってほしいなと、じーじは思っています。

頑張れZ世代!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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