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ごみゼロジャーニー 台所編

ゼロウェイスト投稿となると、なんだかいつも食品パッケージに焦点を当てがちな私なので、今日は台所に纏わる(プラスチック)ごみについて書いてみようかと思います。
 
台所スポンジ、洗剤、水回りの掃除用品と下手をするとそのどれもが役目を終えるとゴミ箱行きとなるものばかり。最近では‘‘エコ‘‘な商品を扱うお店もよく目にするので、そうしたアイテムを取り入れることで少しずつ台所ごみを減らすことが出来るようになるのかなと思います。
 
例えば台所用スポンジ。私はかれこれ二年くらいヘチマを使っています。以前は、ナイロンやポリエステルといったプラスチック性のスポンジを使っていましたが、使い捨てプラスチックの使用を控えるようになって“自然に還る”ヘチマスポンジに変えることにしました。一般的なプラスチック製のスポンジとは違って、ヘチマはスポンジ内に石鹸水をキープ出来ないので、使い始めた当初は使いにくさを感じていましたが、それももう慣れっこ。いつも一本のヘチマを丁度良い大きさに切り分けて使っています。毎度使い始めのヘチマは硬くて正直洗いづらいのですが、使い続けるうちにヘチマがだんだん柔らかくなり、手にも馴染んできます。繰り返しになりますが、ヘチマの場合スポンジに洗剤をキープしておくことが出来ないので、写真のようにボールに食器用洗剤とお水を混ぜ、必要な時にちょんちょんとヘチマを洗剤水に浸しながらお皿を洗うようにしています。クタクタになってしまったヘチマはコンポストに入れてしまうので、時間の経過とともに土に還ります。ちなみに、大抵の汚れはヘチマで落とすことが出来るのですが、お鍋などにこびり付いてしまった頑固な汚れは木製のブラシを使って洗っています。なまだまだ使えそうではあるけれど、この木製のブラシも全て土に還る素材で出来ているので最終的にはコンポストする予定です。食器用洗剤は、普段お茶やナッツ、穀物類といったものを量り売りで購入しているお店へ空き瓶を持参して購入するのでボトルや詰め替えパックのようなゴミが出ることもありません。次回、台所用洗剤については詳しく書いていこうと思います。

台所シンクのお掃除用ブラシはSeed & Sproutで購入した木製のもの。このブラシ、通常は専用のハンドルに装着して使うものなのですが、私には必要なさそうだったので購入するには至らず。“エコな”商品といえども、素材、ものを作り出す際に使われるエネルギー、輸送、役目を終えてしまった時のこと等を考え、“新しいもの”の購入には“欲しい”または“必要”なのかを出来るだけ明確にするように心がけています。ちなみにお鍋用木製ブラシもこちらで購入。Seed & Sproutは環境負荷の少ない商品展開を掲げるオーストラリアのブランドで、台所用品を中心に普段の生活からプラスチック製品を減らす手助けをしてくれる商品を多く扱っていて、時々覗いてみるお店です。いつもオンラインで購入するのですが、包装ももちろんプラスチックフリーなので梱包素材はリサイクルまたはコンポストとして処分しています。オーストラリアのゴミ処理は埋め立てゴミとリサイクルの二択なので、出来る限り自分が出すゴミはリサイクル、またはコンポストが可能であることを意識しています。

とはいえ、こうした生活も自分自身が“サステナブル(持続可能)”であることが最も大切なので、“続けられること”はいつも頭の片隅に。
 
最後に台所全般の拭き掃除。私はセルローススポンジを愛用中。セルローススポンジは木の端材から取り出したパルプなどの植物繊維からできていて、驚くほど吸水性に優れているので水回りのお掃除には重宝しています。ヘロヘロとへたってきたらコンポストすることが出来るので、いずれは庭の植物の肥料となります。このスポンジ、せっかく土に還る素材で出来ているにも関わらず、プラスチックの袋に入って販売されていることも少なくないので、案外販売先がポイントかなと思います。ちなみに、Seed & Sproutではプラスチックフリーで購入することが出来るので、オーストラリア在住の方であればオススメです。
 
と、ここまで私が使用している台所周りのアイテムを紹介してきましたが、まずは今使っているものを長く使い続けることがごみを減らすことにも繋がるので、次回買い替える時にこうしたオプションがあるということを思い出していただけると嬉しいです。
 

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