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仕事のコツ?スポーツと同じさ。

昔前ならいざ知らず、スポーツがうまくなるには忍耐や根性で頑張るなんてことはもうしませんよね。自分の体力・体調を知り、目標や戦い方を定めて合理的に取り組む。仕事も同じです。
まず、自分のことをよく知ったうえで、その仕事、プロジェクトや職場、関係する相手をじっくり知る、「観察」する。この観察というのが大事で、勘所や思わぬ落とし穴(リスク)を知っておく。観察眼はいろんな場を経験しながら磨かれていきますが、ぼーっとしてたら駄目。そしてスポーツ同様、「準備体操」は必須、いきなり難しいこと始めない。日々の仕事でも、定型的な雑務・庶務をこなして頭を緩ませてから、少し創造的なことに取り組む方がいい。いきなりすばらしいアイデアなんか出ない、良い関係なんて築けない、でもあるとき面白い組み合わせがふと浮かび、何かが始まることがあります、それを待つ。
では創造性の源は・・・「エネルギー」です。身体のエネルギー、頭のエネルギー、心のエネルギー、これらをうまくケアするような習慣づけを自分で見つけることは大事です。睡眠や食生活はもちろんですが、ちょっとしたルーティンとかストレス解消法とか、工夫していく。ヨガでもお参りでもなんでもいいんですが、いろいろトライして、自分のコンディションをうまくコントロールできるやり方を見つけてみる。芸術には天性というのがあるのかもしれませんが、ビジネスの創造性はある程度自分で開発できるもの。
さて、時にスポーツでも限界まで挑戦したりすることや、フォームを変えてみることも必要。ビジネスも同じ、自分の能力を少し超えたり、少し「リスク」をとってみたり。リスクのあるプロジェクトに手を挙げるとか、難題に挑戦するとか、大胆な提案をしてみるとか。でもこれも、がむしゃらにやるのではなく、どこか計算されたリスク、つまり失敗しても何とかなる、他のやり方があるという余地を少しだけ持って。ビジネスにリスクはつきもの、だからこそ個人としてのリスクをいかにうまくとれるかは大事。
最後に、成功するスポーツ選手は、しばしばその人間性とか、競う相手との友情とか、自分を支えてくれるスタッフとの関係とかが語られます。ビジネスも一人では動かず、上司だったりパートナーだったり、クライアントがいるわけですが、この「人間関係」をどう考えるか。私が思う基本原則は、単純で「作用反作用の法則」。相手のことを好きになれば、それは相手に伝わり、そして相手もこちらをポジティブにみるようになる、また逆もしかり。では、どうやって相手を(特に嫌な人、気が合わない人を)好きになるか・・・これは「お母さんの法則」どんな嫌な人でも生まれた時は、可愛い赤ちゃんでそれをいつくしんで育てたお母さんがいるはず(ほとんどの場合)そのお母さんのことを頭の片隅で想いながら接すれば、優しい気持になれます。これは上司に対しても同じです。
総じて、難しいことはなくて、結局こういう「仕事のコツ」って、人の知恵に裏付けられた合理性ではないでしょうか。


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