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「好きなことで生きていく」の「好きなこと」って何だろう。


好きなことで生きていく。



YouTuberが一般的になり始めたころ、CMで聞いたあのフレーズ。

好きなことを仕事にできれば、そりゃまあ楽しく生きられるかもしれない。


「仕事っていうものはたいてい楽しくない」とか「自分の好きなものは趣味にとっておいて、そのためにやりたくない仕事をする」とかはよく言われる。

今は一昔前に比べて働き方や生き方が多種多様になった。

家でだって仕事ができるし、新入社員として入った会社に一生務めるのが「普通」というわけでもなくなってきている。

転職だって当たり前だし、フリーターという生き方も選択の一つとして立派に存在するのだから。


しかし、いざ「好きなことで生きよう!」と意気込んだところで「はて、私の好きなこととは何ぞや」という壁があることもある。

私の場合はそうだった。

新入社員として入った会社を半年でやめたはいいものの「好きなことを仕事に!」と考えたところで好きなことが分からなくなった。

映画を見るのも、本を読むのも好き。アニメだって3日で48話見ることもできた。
ピアノを弾くのも好きだし、歌うのも好き。

では、それを仕事に…と言われるとちょっと違うと感じてしまうのだ。

そもそも私は飽き性で一つのことを長く続けるのが苦手だ。
短期間に集中して多くのエネルギーを注ぐため、燃え尽きるのも早いのだろう。

「仕事」というものはやはり「長期間続ける」イメージがある。つまり、長期間何かを続けなければいけない。それが好きなことでも、だ。


きっと私は「好きなこと」を「仕事」にして、「長期間それを続ける」ことによって「好きなもの」を嫌いになってしまうのが怖いのだろう。

好きなものを好きなものとしておきたいから、「仕事」=「嫌いになってしまうかもしれないもの」のポジションにその「好きなもの」を置くことにためらってしまうのだろう。



好きなことで生きていく。

その「好きなこと」の部分には「(持続性があってお金も稼げる)好きなこと」という隠された部分があると感じるのだ。

さて、そんな「好きなこと」に出会えている人は幸せだろう。



私はもう出会っているのか。


やっぱり、今はちょっとまだ、わからないや。

お読みいただき、ありがとうございます。 これからも私の感じたことをより表現していこうと思います。