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介護業界大手「SOMPOケア」の社員さんに、「Z世代による、Z世代のためのジョブクラフティング研修」をしてきた!

こんにちは!hint Z世代チームのたけです。
先日、介護業界大手SOMPOケア㈱Z世代社員さんに、hintZ世代チームがジョブクラフティング研修をさせていただきました。本日はその模様をお届けします!
「今の仕事にやりがいを持てない」と悩むZ世代の皆さんや、「Z世代が会社を辞めてしまう」ことに悩む人事担当者さん、必見の内容です!


株式会社hintとは?

私たち株式会社hintは「社員一人一人の幸せが成長エンジンとなる」事業を営むことを大切にしています。売上目標も決められた役割も存在もしない私たちが価値を生み出し続けることができているのは、社員一人一人が本気でやりたいことにチャレンジできる環境があるからだと考えています。

だかぼくとは?

株式会社hint代表の斉藤徹が執筆した書籍「だからぼくたちは、組織を変えていける」では、これからの会社組織に求められるものを網羅的に記載しています。今回の研修もこちらの内容を盛り込んだ形で行いました。
(書籍については、よろしければ以下から詳細をご覧ください。)


SOMPOケアのZ世代社員さんに、ジョブクラフティング研修してきた!

ジョブクラフティングとは?

今回の研修テーマである「ジョブクラフティング」についてよく分からないという方もいらっしゃると思うので、研修内容の本題に入る前に、どんなものなのか簡単に共有したいと思います。(詳細は後半に記載します!)

ジョブクラフティングとは、一言で言うと
ジョブ=仕事、クラフティング=手づくりする
つまり、自分の普段の業務に創意工夫をし、自ら働きがいをデザインすることを言います。

ジョブクラフティングには全部で3つのアプローチがあり、それらをそれぞれ考えていくことで働きがいをデザインできると考えています。
①「仕事の意味」のクラフティング
②「仕事」のクラフティング
③「関係性」のクラフティング

今回の研修では、主に①&②の「目の前の仕事の意味を考え、創意工夫する」という部分にフォーカスし、研修を行いました。

研修内容(概要)

研修は所要時間3時間、zoomにて開催しました。研修に参加してくれたのは、SOMPOケア新卒採用の部署に所属している6名のZ世代社員さんです。

研修は大きく2つの項目に分かれています。
前半は、今回の研修の目的やジョブクラフティングとは何か、なぜジョブクラフティングをするのかについての講演を行いました。
後半では2チームに分かれ、以下のQ1-Q4の問いについて考えました。

Q1.あなたがやっている仕事は、あなたにとってどんな意味があるか?
Q2.あなたがやっている仕事は、お客さん、社会にどういう影響があるか?
Q3.あなたの強みを、どう仕事に掛け合わせる?
Q4.具体的に明日から行う、夢中になれる挑戦課題の設定

議論をした後、最後は各自がで考えた「明日から行う、夢中になる挑戦課題」について、全体で発表し合いました。

こちらが、当日議論した内容をまとめたグラレコです。

研修を通して、Z世代社員さん一人一人が自分の行っている業務と改めて向き合い、「働きがいを自ら手づくりする」機会を創出しました!


研修内容(詳細)

さて、ここからはもっと詳しく「ジョブクラフティング」について知りたい方々へ向けて、当日の研修内容を深掘りしていきます!

研修前半:講演
講演資料を抜粋し、いくつかのポイントを記載していきます。

①ジョブクラフティングとは?
②なぜジョブクラフティングをするのか?
③ジョブクラフティングをしよう!

①ジョブクラフティングとは? (詳細版)
「働きがい」とは、働きやすさとやりがいで構成されています。
「働きやすさ」とは、快適に働き続けるための就労条件や報酬条件などがあてはまります。働き方改革の取り組みの中心テーマであり、既に社会でかなりアプローチされている部分です。
一方で「やりがい」を構成する要素は、仕事に対するやる気やモチベーションなど、仕事そのものに対する関心や意味に関わるもの。見えにくい要因として、まだまだ改善の余地があることが多いです。
「自分がその仕事に対して受け身ではなく、主体的に向き合えているか」という視点が重要です。

②なぜジョブクラフティングをするのか?
エイミー・レズネスキーが提唱した「3つの仕事観」では、自分が仕事をどう見ているかによって、人生の満足感は大きく異なるとしています。自分自身の仕事の意味付け次第で、生産性も満足感も得られることが分かります。

③ジョブクラフティングをしよう!
「あなたを幸せにするもの」は、意図的行動が全体の40%を占めており、生活環境や状況は10%しかないことが調査結果から分かります。
つまり、ジョブクラフティングを通じて「自分がどう仕事と向き合うか」を決めることによって、より幸福になることができるのです。

出典:『幸せがずっと続く12の行動習慣』ソニア・リュボミアスキー
マクシム・ゴーリキーの名言

個人としてジョブクラフティングに向き合うことが重要であることだけでなく、日本の組織課題についても触れました。
組織としても、社員の働きがいを考えていくことがとても重要です。

「やる気に満ちた社員」の生産性は、「満足していない社員」の約3倍という調査も。

これから益々VUCAな環境になっていく中で、正解のない時代に求められるのは、「社員の幸せ」を成長エンジンとする組織を作ること。
個人としても組織としてもジョブクラフティングを行うことがとても重要であることを、講演を通して伝えさせていただきました。



研修後半:グループワーク
前述の通り、2チームに分かれて以下のQ1-Q4の問いについて考えました。

Q1.あなたがやっている仕事は、あなたにとってどんな意味があるか?
Q2.あなたがやっている仕事は、お客さん、社会にどういう影響があるか?
Q3.あなたの強みを、どう仕事に掛け合わせる?
Q4.具体的に明日から行う、夢中になれる挑戦課題の設定

 Q1&Q2
まず、一人一人が普段行っている仕事の意味を改めて捉え直しました。
「なぜその仕事を行なっているのか」を自覚することで、より主体的に今の業務に対して向き合うことができるようなきっかけを作ることができます。
今回の機会を通して普段はなかなかできない、自らの仕事を振り返ったり、一度立ち止まって仕事をなぜやっているのかについて向き合う貴重な機会になったのではないでしょうか。

Q3
事前に回答してもらった「VIA強み診断」を元に、自分の強みを現在の業務にどう活かしたいかについて考えました。

セリグマンによる「幸福感、3つのタイプ」では3つの追求が存在しているとしています。
喜びの追求とは、「美味しいものを食べる」、「自分の欲しい製品を手に入れる」など。
夢中の追求とは、「時間を忘れてゲームを楽しむ」、「ものづくりに没頭している」など。
意味の追求とは、「子供たちのために何かをする」、「動物、自然を守る」など。
3つ目の意味の追求を実現するために必要なことは、「自分の強みを自覚」して、それを磨くことを楽しみ、「自分より大きな何かに捧げる」こと。
一人一人がVIAの強み診断を元に自分にしかない強みを自覚し、それらを何に活かすかを考えることで、「仕事のやりがいをデザインするにはどうすれば良いか」を考えるきっかけを作りました。

Q4
具体的に明日から行う、「夢中になれる挑戦課題の設定」。
課題を設定する際に大切にしたいのは、「自分にとって簡単すぎて退屈にならない課題か」、「自分にとって難しすぎてパニック、不安にならないか」という考え方です。
今回の研修では、「明日から行う」という視点を入れることで、今の自分にとって最適な課題を考える機会を創出しています。

自分の今の業務が楽しくない人は、自分にとって簡単すぎて退屈だったり、難しすぎてパニックになってしまっているのかもしれません。
そういった視点を入れることで、これからの業務に対し、主体的に創意工夫をしてみたいと感じてもらえたと思います。


研修に参加してくださったみなさまの声

実際に研修に参加してくださった6名のZ世代社員さんに、今回の研修の一番の学びと気づきについて聞いてみました!

「自分の強みを自覚する機会になった」という声や、「明日から何をするかという具体的な計画にまで落とし込むことができた」、「小さな一歩を踏み出す勇気が出た」という声もいただきました。

今回の研修を経て、これからの仕事への意気込みも聞いてみました!
「明日からのアクションを具体的に決めることができた」、「良いスタートを切ることができそう」など、前向きなコメントをいただきました。



今後について

Z世代が辞めてしまう問題は、どこの企業も抱えている問題だと思います。
しかし今回のブログから感じていただける通り、大切なのはZ世代一人一人を人生の主人公として、「自分の最も高い強みを自分より大きな何かに捧げる環境を提供すること」ではないでしょうか?

先述した通り、日本企業の組織課題は残念ながら世界でも際立っています。
それは、社員一人一人をしっかりと見つめた組織運営を行えていないからではないでしょうか?

「やる気に満ちた社員」の生産性は「満足していない社員」の約3倍になるというデータからも分かる通り、これからは、会社としても社員一人一人がより才能を発揮できる環境を作っていくことが重要です。

今回の記事を読んで、hintの「Z世代による、Z世代のためのジョブクラフティング研修」に興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
ご連絡、いつでもお待ちしております!

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