ひのはらマガジン|檜原村移住お役立ち情報

東京本土で唯一の村、人口約2000人、面積の93%が山林──東京だと思えないようなダイ…

ひのはらマガジン|檜原村移住お役立ち情報

東京本土で唯一の村、人口約2000人、面積の93%が山林──東京だと思えないようなダイナミックな自然が広がる檜原村。このnoteでは、都市部から檜原村に移住した地域おこし協力隊が、檜原村の見どころや、暮らしのリアル、村で暮らすの方々へのインタビューなどをお届けします。

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最近の記事

新米移住者のお祭り参加体験記【檜原村こよみだより】

8月~9月は、檜原村のお祭りシーズンです!8月中旬に開催される「払沢の滝ふるさと夏まつり」のほか、8月下旬から9月中旬にかけては、村内の各地区で獅子舞や神楽などの郷土芸能がお祭りとして行われます。 払沢の滝ふるさと夏まつり払沢の滝ふるさと夏まつりは、払沢の滝を中心とした観光拠点のPRを目的としたお祭りで、観光協会の会員や村内の事業者、役場職員などで構成される実行委員会が主催するものです。 場内にはピザやホットドッグのキッチンカーなど30店の模擬店が並び、ステージでは太鼓や

    • 和太鼓始めました!夏本番の暮らし【檜原村こよみだより・7月】

      いよいよ始まりました、夏本番!標高が高く、都心よりも平均して2~4度ほど気温が低い檜原村ですが、村の人たちも「こんなに暑くなることは今までなかったな」とおっしゃるほど、暑い日が続いています。 とはいえ私が現在住む家にはクーラーが設置されていませんが、扇風機のみで快適に生活することができており、都心と比べると断然過ごしやすいことは間違いありません。朝晩は扇風機もいらないほど涼しく、寝起きはいつも最高です! 7月は個人的に、生活面で大きな変化がありました。それは「桧原太鼓・深

      • 豪雨とホタルとじゃがいも掘りと【檜原村こよみだより・6月】

        6月といえば梅雨の季節。全国的に大雨となった6月2日(金)、檜原村でも強い雨が降りました。私も今回初めて知ったのですが、連続雨量が東京都の規定値を超えると、都道は通行止めとなるようです! 檜原村に出入りする道は、奥多摩町・あきる野市・上野原市につながる3つの道があります。今回は、そのうちあきる野市から檜原村に続く都道と、檜原村から奥多摩町に抜ける奥多摩周遊道路の2つが大雨の影響で通行止めになりました。 通行止めが解除されるのは、雨が止んでから約2時間後。雨が止んだあと、建

        • 耕作放棄地での畑ライフ、スタート!【檜原村こよみだより・5月】

          こんにちは、地域おこし協力隊の高野です。実は5月から、村の方と一緒に耕作放棄地で野菜を育て始めました!ご近所に住むKさんの畑作業をお手伝いしていたところ、「この近くの畑、一緒にやってみない?」と声をかけていただいたのです。 その畑は、現在は村外に住むKさんのお知り合いの土地で、Kさんが手入れを引き受けていたとのこと。畑をやろうにも、Kさんも自分の畑で手一杯だから、私が畑をやりたいならぜひ一緒に使ってほしいとのことでした。 さらには私がお手伝いすることになった畑は、幸運にも

        新米移住者のお祭り参加体験記【檜原村こよみだより】

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        • 檜原村こよみだより
          9本
        • ひのはら人インタビュー
          4本

        記事

          新緑・花・野鳥の豪華盛り合わせ!檜原の春【檜原村こよみだより・4月】

          檜原村で迎える初めての4月。ひと言で言うと、最高です。新緑の美しさと新芽の可愛らしさに、毎日心を打たれています。 日中はだいぶ温かくなってきましたが、朝晩はまだまだ冷え込む日もあります。スカイツリーよりも標高が高い場所にある私の家では、夜はいまだに掘りごたつが活躍中です。 先日、檜原都民の森の自然教室に参加してきました。都民の森は、標高1000~1500メートルの高地で自然を楽しむことができる山岳公園です。広さは197ヘクタール(東京ドーム42個分)と広大で、区域内には檜

          新緑・花・野鳥の豪華盛り合わせ!檜原の春【檜原村こよみだより・4月】

          花粉の原産地で暮らす【檜原村こよみだより・3月】

          3月になり、徐々に温かくなってきた檜原村。寒い冬を越え、喜びに満ち溢れた季節……になるかと思いきや、春には寒さとはまた違った強敵が現れます。そう、花粉です。檜原村は面積の約9割が山林、そして山林のうち約6割がスギやヒノキを中心とした人工林だと言われています。つまりは、花粉の原産地なのです! ある朝出勤しようとすると、先日洗車したばかりのマイカーがなぜかやたらと汚れています。不思議に思いながら職場に向かうと、この汚れの正体は花粉なのだと、同僚が教えてくれました。今までは「花粉

          花粉の原産地で暮らす【檜原村こよみだより・3月】

          【ひのはら人#3】村内で次々に新しい事業を手掛ける1児の母(Y.Wさん)

          私がWさんを知ったのは、檜原村に移住する前。ネットで檜原村について調べるなかで、会員制アウトドア森林フィールド「MOKKI NO MORI」や檜原村の自然をフィールドにした親子向けスクール「ちきゅうのがっこう」など、Wさんによる取り組みを知り、「面白そうな事業をいくつも仕掛けている人がいる!」とワクワクしたのを覚えている。 そして移住後、実際にWさんにお会いすると、好奇心も行動力も旺盛で、どこでも活躍できそうな人だという印象を強く受けた。そんなWさんが事業の、そして子育ての

          【ひのはら人#3】村内で次々に新しい事業を手掛ける1児の母(Y.Wさん)

          雪の降る場所に住むよさを考える【檜原村こよみだより・2月】

          都心を含め関東の広い範囲で雪が降った2月10日、檜原村では大雪が降りました!都心と比べると標高が高く、冬は気温が下がる檜原村ですが、ここまで雪が降るのは数年に一度なのだそうです。 雪は朝から日没を過ぎるまで降り続け、仕事を終えて帰宅する頃には、一面に銀世界が広がっていました。木々に雪が積もった様子は、幻想的で本当に美しかったです。 役場の周辺は、役場職員で力を合わせて雪かき!私は雪かきの経験がほぼなく、あまり手際がよくなかったのですが、先輩方は熟練した手つきで雪をぐんぐん

          雪の降る場所に住むよさを考える【檜原村こよみだより・2月】

          どんど焼きとこんにゃく作り【檜原村こよみだより・1月】

          冬本番の、1月!東京都で唯一日本の滝百選にも選ばれている村内の観光名所・払沢の滝では、こんなに滝が凍りました。 檜原村では、その年で払沢の滝が最も凍る最初の日を予想する「氷瀑クイズ」を毎年開催しています。そのため、クイズを運営する実行委員会が払沢の滝の結氷率を毎日記録しており、協力隊員もその一員として、当番制で滝の様子を確認しに行っています。(毎日の結氷率の記録は以下のウェブサイトから確認できます!) 1月31日現在、最大の結氷率は70%です。 毎朝寒くて布団から出るの

          どんど焼きとこんにゃく作り【檜原村こよみだより・1月】

          東京都檜原村の協力隊ってどんな人?現役隊員インタビュー

          檜原村では、これまでに累計14人の地域おこし協力隊が着任しており、卒業後の定住率も8割以上と、全国の協力隊の卒業後定住率(約6割)を大きく上回っています。 地方に移住したいと思っても、縁もゆかりもないなかで家や仕事を見つけるのは、繋がりを重んじる地方では至難の業です。一方で協力隊制度は、3年間の勤務期間で地域に馴染んだうえで家や仕事を探すことができるため、若手の移住希望者にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。檜原村でも、3年間で培った縁を活かし、村内で起業したり、継業

          東京都檜原村の協力隊ってどんな人?現役隊員インタビュー

          冬の登山と門松づくり【檜原村こよみだより・12月】

          12月に入り、寒さが徐々に本格化してきました。他の季節と比べると観光客が減る冬の檜原村ですが、冬ならではの魅力もたくさんあります。今回は、12月に登った山の様子と、地元の方と一緒に行った門松づくり体験についてお伝えします。 冬の尾根歩き12月上旬に、笹尾根をハイキングしてきました。笹尾根は、標高1000m前後の山々が連なる、檜原村と山梨県上野原市との境にもなっている尾根です。 今回は、檜原村観光協会が推奨する以下のコースを歩いたのですが、歩行時間は4~5時間程度、明るくな

          冬の登山と門松づくり【檜原村こよみだより・12月】

          季節を感じる地域活動3選【檜原村こよみだより・11月】

          私たち地域おこし協力隊は、「協力隊」という名前の通り、地域で行われる様々な活動にお邪魔し、微力ながらお手伝いをさせていただいています。今月は、季節を感じる活動に多数参加させていただいたので、こよみだよりとしてその一部をお伝えします。 檜原村の季節を感じていただくとともに、檜原村で行われている様々な地域おこし活動を知っていただく機会になれば嬉しいです。 斜面畑での麦の栽培平らな土地が少なく、稲作ができなかった檜原村のかつての主食は「麦」だったそうです。1967年の東京都農業

          季節を感じる地域活動3選【檜原村こよみだより・11月】

          【ひのはら人#2】地元の方と共に100年後の村の未来をつくる、二拠点居住実践者(T.Bさん)

          実は檜原村では、役場が管理する村営住宅を除くと、移住者が村内で家を借りて暮らしている事例があまり多くない。 地域のつながりが濃い地方では、家主が「自分の物件に入居した人が、地域と良い関係を築いてくれるかどうか」を懸念して、見知らぬ人に家を売り貸しするのをためらうケースが多いからだ。檜原村も例にもれず、移住希望者数は年々増えているのに対し、物件情報が足りていない現状がある。特に賃貸物件となるとなおさら、出てくる物件数は少ない。 今回取材したBさんは、そんな檜原村では珍しく、

          【ひのはら人#2】地元の方と共に100年後の村の未来をつくる、二拠点居住実践者(T.Bさん)

          ひのはらの紅葉事情【檜原村こよみだより・10月】

          10月に入り、檜原村では少しずつ紅葉が始まりました。 紅葉は、朝の最低気温が8~9℃以下になると始まるそう。つまり檜原村も、それぐらい冷え込んできたということ。(私の自宅は村内でも標高が高いところにあるので、10月に入ってすぐ、こたつ生活が始まりました。他の暖房器具はまだ用意できていないので、家ではだいたいの時間をこたつで過ごしています。笑) 私が勤める檜原村役場前の、10月21日時点での紅葉の様子がこちらです。最近は、退勤の際に協力隊の仲間と「こんなに赤くなったのかぁ」

          ひのはらの紅葉事情【檜原村こよみだより・10月】

          【ひのはら人#1】地域と調和しながら新しいことを仕掛ける、クリエイティブ百姓(N.Kさん)

          「都心にいそうな、クリエイティブでお洒落な人」。それが、取材前に私が抱いていたKさんの印象だ。檜原村についてネットで検索すると、SNSの投稿やニュース記事でKさんの活動はよく見かけたし、それゆえにもともと都心で活躍していた方だということも分かっていた。そんな風に都心でバリバリやっていた人が、なぜ檜原村へ?そんな疑問を携えて、Kさんのご自宅にインタビューに伺った。 「東京都の村」である檜原村は、恵まれた田舎表参道でカフェギャラリーを運営したのち、ライター、エディター、デザイン

          【ひのはら人#1】地域と調和しながら新しいことを仕掛ける、クリエイティブ百姓(N.Kさん)

          実りの秋と、憧れのご夫婦【檜原村こよみだより9月】

          私が檜原村に越してきて2ヶ月目となった、9月。村での生活にもだいぶ慣れ、クネクネした山道のコーナーを原付で曲がるのも、我ながら上達してきました。 気候については、8月の終わりから少しずつ涼しさを感じはじめ、9月に入る頃には、秋の訪れを感じる気温に。たまに真夏のような日差しが降り注ぐ日もありつつ、半袖だと少し肌寒いような日も増えてきました。 秋といえば、実りの季節。面積のほとんどを山林が占める檜原村は、他の地方と比べると農地面積は少ないものの、じゃがいもを筆頭に、様々な農作

          実りの秋と、憧れのご夫婦【檜原村こよみだより9月】