マガジンのカバー画像

とある佐々木家のお話

361
運営しているクリエイター

記事一覧

1-佐々木家の休日

1-佐々木家の休日

久:全員起きろ〜!!

10人きょうだいの長女の久美は、1番早く起床し、全員分の朝食を作っている。

〇:ん〜おはよ〜

愛:おはよう

美:おはよ〜

ひなの:おはようなの〜

ひより:おっは〜

久美の声で起きるのは大抵この5人だけ。

久:おはよう、他の人達も起こしてきてもらえる?

5人:了解

(ガチャッ)

美:お姉ちゃん、朝だよ!起きて!

そう言って布団を捲るが、

史:ん〜やだ〜

もっとみる
2-佐々木家のハロウィン

2-佐々木家のハロウィン

陽:トリックオアトリート!

ひより:お菓子くれなきゃイタズラするぞ〜!

芽:お菓子ちょうだい!

今日はハロウィン。佐々木家でも、陽菜たちがお菓子を要求していた。

菜:イタズラできるもんならやってみな(笑)

愛:1日で全部食べちゃダメよ!

史:子どもは元気だね〜

〇:史帆姉ちゃん、珍しく元気ないんじゃない?

史:いや、連日バイトで…

久:史帆が頑張らなくても、家計はそこまで逼迫して

もっとみる
3-○○たちが過去を振り返る

3-○○たちが過去を振り返る

芽:🎶

陽:ついに明日か〜

ひより:楽しみだね

小学校の修学旅行を前日に控えた3人はテンションが上がっていた。

久:あの子たち、今夜ちゃんと寝れるかしら?

美:寝てくれないと、明日から体力が持たないよ〜

ひなの:心配なの

愛:向こうで色々やらかしたりしないといいけど…

〇:陽菜が意外とその辺しっかりしているから、問題はないと思う

史:でも、数日間だけとはいえ、初めて私たちから離

もっとみる
4-佐々木家のクリスマス

4-佐々木家のクリスマス

美:🎶〜

美玖はクリスマスツリーの飾りつけをしていた。

陽:美玖お姉ちゃんが鼻歌歌ってる〜!

芽:芽依たちも飾りつけやりたい!

美:良いよ〜、じゃあそこにあるボールをツリーの枝に括りつけて

ひより:了解~

美玖と末っ子組がツリーの飾りつけをしていると、

久:みんな~、お昼ごはん出来たよ~

愛:お箸とお茶碗用意して

お昼の時間になった。

全員:いただきます

お昼ご飯を食べ終わ

もっとみる
5-公園で新たな出会い

5-公園で新たな出会い

ひより:ねぇお兄ちゃん、ひま!

芽:公園行こ!

〇〇が自室でゴロゴロしていると、末っ子組が入ってきた。

〇:急にどうした?

ひより:いや、なんかひまだから?

芽:運動しないと太るよ

〇:辛辣(笑)

ということで大きめの公園にやってきた〇〇たち。

ひなの:なんで私も?

〇:道連れに決まってるでしょ?

陽:フリスビーやるよ〜

ひより:それ〜

芽:きゃ〜取れた〜、お兄ちゃん行くよ

もっとみる
6-○○が某コーヒーショップに行く

6-○○が某コーヒーショップに行く

先:学年末テストの結果、返すぞ〜!

今日は、先週行われた学年末考査の結果が返される。

先:番号順に1人ずつ封筒を取りに来い

※:うわ〜俺、今回全然ダメだったわ〜

※:よっしゃ〜赤点回避〜!

周りが一喜一憂する中、

先:佐々木〜

〇:はい…

受け取った封筒の中の個票を確認するとなんと、全教科赤点ギリギリだった。

※:佐々木はまた赤点ギリギリなのか?(笑)

クラスメイトが話しかけて

もっとみる
7-5人の卒業祝い

7-5人の卒業祝い

〇:美玲先輩、ご卒業おめでとうございます

み:〇〇君、ありがとう!!

卒業式を終えた美玲のもとへ、〇〇が駆け付けた。

〇:先輩の将来を願って、青いバラの花束です。是非受け取ってください

み:えっ…私が教えたバラの花言葉、覚えていてくれてたんだ。嬉しいな…

突然のサプライズに涙腺が緩んでしまった美玲。

〇:…先輩、これ使ってください

そういって〇〇はそっとハンカチを美玲に差し出した。

もっとみる
8-今日もゲームをする

8-今日もゲームをする

ひなの:……何これ?

学校の課題をしていたひなのは難問で行き詰まってしまった。

(コンコン)

〇:はい〜?

ひなの:お兄ちゃん、勉強教えて欲しいんだけど…

〇:何が分からないの?

ひなの:これ

開かれたページは、

〇:宇治十帖…源氏物語は愛萌姉ちゃんの専売特許じゃない?

ひなの:愛萌お姉ちゃんの大学の専攻、万葉集だよね?

〇:あの人源氏物語のファンだから

ひなの:分かった

もっとみる
9-久美と史帆の誕生日

9-久美と史帆の誕生日

とある日の昼下がり、〇〇たちはデパートに来ていた。

〇:久美姉ちゃんと史帆姉ちゃんの誕生日プレゼント、何にしようかな…

ひより:去年は何あげたっけ?

美:確か…私がマグカップで…

菜:私と愛萌とひなのが衣類

〇:俺が新しい枕あげた

陽:私たちはお菓子いっぱいあげたもんね

デパート内を散策しながら二人へのプレゼントを考えていた。

愛:ちびっこ三人は今年もお菓子だとして、私たちよね

もっとみる
10-松田家のとある日の夜

10-松田家のとある日の夜

好:🎶〜

この日、好花は自宅の防音室でギターの弾き語りをしていた。

好:1本の欅から色づいていく〜🎶この街に少しずつ馴染んで行けたらいい〜🎶

好:JOYFUL LOVE〜🎶これは恋なのか〜🎶WOW WOW〜🎶

好:キュンキュンキュンキュンどうして🎶キュンキュンキュンキュンどうして🎶I just falling love with you🎶

(コンコン)

?:お姉ちゃん

もっとみる
11-今日も今日とてゲームをする

11-今日も今日とてゲームをする

(コンコン)

美:菜緒~、部屋入るよ~

ある日美玖が菜緒の部屋を訪れた。

菜:ん~?どうしたの?

テレビゲームをしていた菜緒は美玖の方を見ずに返事した。

美:いや、暇だから来ちゃった...///

菜:…いや可愛すぎか...///

予想外の返答に思わず顔が赤くなる菜緒。

菜:じゃあ、菜緒が今やってるゲーム、美玖も一緒にやる?

美:どういうゲームなの?

菜:大乱闘スマッシュブラザー

もっとみる
12-佐々木○○と松田芽実の背景

12-佐々木○○と松田芽実の背景

ク:陽菜ちゃん、パス!

陽:オッケー…(ズサー)痛っ

体育の授業中でサッカーのプレイ中、陽菜は躓き膝を擦りむいた。

先:(ピー)佐々木、大丈夫か?

陽:すみません、保健室行ってきます

先:あぁ、保健委員付いてってやれ

陽:いえ、一人で大丈夫です

先:そうか分かった、気を付けて行けよ?(ピー)試合再開

陽菜は体育館横の水道で傷口をゆすいだ後、保健室に向かった。

(ガラガラ)

陽:

もっとみる
13-早速夏バテの佐々木家

13-早速夏バテの佐々木家

史:あづ〜い

菜:もう無理〜、死ぬ〜

ひより:天に召されそ〜

とある週末の午前中、早めの梅雨明けにより佐々木家にも猛暑が訪れていた。

久:も〜、しっかりしてよね

久美がリビングでのびてる妹たちを叱咤するも、

芽:エアコンプリーズ…

愛:流石に扇風機じゃ限界があるよ〜

久:でも電気代が…

決して裕福ではない佐々木家はクーラーの使用を憚られた。

菜:…そういえば美玖たちは?

美:

もっとみる
14-美玖と菜緒と愛萌の誕生日

14-美玖と菜緒と愛萌の誕生日

久:みんな〜、荷物持った〜?

陽:持った〜!

ひより:準備オッケー!

美:忘れ物ない?

〇:恐らく

史:出発進行〜!

菜:オー!

芽:行くぞ〜!

愛:フフッ、元気ね

ひなの:確かに(笑)

今日は美玖と菜緒と愛萌の誕生日。3人の希望でキャンプに行くことになった。

史:到着〜!

菜:ふ〜!!

ひより:お姉ちゃん、早く行こ!

美:ちょっと待って

陽:何〜?

美:虫除けスプ

もっとみる