チビミズムシ属の鳴き声

「クロチビミズムシの走光性そうこうせい」の続きです。下は、前回の記事です。

前回の記事で、せっかくクロチビミズムシの同定どうていをしたのに、写真を忘れていたので、ここに貼はります。

クロチビミズムシ

チビミズムシの鳴き声の解析

前に捕まえていたハイイロチビミズムシと、今回 捕まえたクロチビミズムシの鳴き声が違ちがうかどうか調べました。

まず、調べることが出来るアプリを探します。
「音声 解析 ドレミ」で検索すると、WaveToneというアプリが出てきました。
これでやってみます。

窓の杜

まず、ハイイロチビミズムシの鳴き声を解析してみます。
※録音の時は、ケースの水深すいしんを同じにしました。

WaveToneを起動して、解析ボタンを押しました。

よくわからないけど、適当に設定

あっという間に、解析が完了しました。

ハイイロチビミズムシの鳴き声

次に、クロチビミズムシの鳴き声を解析してみます。

クロチビミズムシの鳴き声

解析結果

解析してみて気が付いたことをまとめます。

• ハイイロチビミズムシの方が、1回の鳴き声がほんの少し長い

• クロチビミズムシの鳴き声の方が小さい

• どちらも「ラ」と「シ」が混ざった音階おんかいで鳴く

• ゆっくり鳴いている時は、どちらも1.5秒くらいの間隔かんかくで鳴く

あと、捕まえたその日は、とても早い間隔で鳴いていました。
下は、早鳴きの解析結果です。

クロチビミズムシの早鳴き

環境が変わってびっくりしていたのかな？
鳴き声の間隔は0.25秒くらいでした。
2日たった今では、この鳴き方はしなくなりました。

鳴き声の間隔は自由に変えられるのかもしれません。

反省点

ハイイロチビミズムシの方が飼育期間が長かったので、飼育環境に慣なれていて、鳴き声が大きかったのかもしれません。
室内だったので、気温や水温もあまり気にしていませんでした。
クロチビミズムシもしばらく飼育してみて、また解析してみたいとおもいます。

もっと何匹も鳴き声を録音して、種しゅの同定どうていに使えないか調べてみたいです。
そのために、普通の「チビミズムシ」も採集しなければ・・・。

下は、ハイイロチビミズムシの記事です。