Hinata

埼玉県にすむ中学1年生です。 生き物が好きです、特に水生昆虫にはまっています。 休み…

Hinata

埼玉県にすむ中学1年生です。 生き物が好きです、特に水生昆虫にはまっています。 休みの日は、いろんな川や沼で虫を探しています。

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僕が1年間で飼育した176種類の生き物 ~2024年5月

僕が、この1年(2023年6月~2024年5月)に飼育した生き物をまとめました。 はじめに、僕の大好きな水生昆虫から紹介します。 水生昆虫 (72種類)まずは、<ゲンゴロウ科>です。 ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ) クロゲンゴロウ シマゲンゴロウ ハイイロゲンゴロウ オオヒメゲンゴロウ マルガタゲンゴロウ クロズマメゲンゴロウ ヒメゲンゴロウ コシマゲンゴロウ マメゲンゴロウ モンキマメゲンゴロウ キベリマメゲンゴロウ ケシゲンゴロウ ヒメケシゲ

    • メススジゲンゴロウ

      2024年7月 今日はメススジゲンゴロウを紹介します。 メススジゲンゴロウは、水温が低く、きれいな水質の池沼に生息しています。 採集した新潟県の池は、薄暗く枯葉がたくさん堆積していました。 メススジゲンゴロウ $${Acilius japonicus}$$ コウチュウ目 ゲンゴロウ科 写真の子は、15mmくらいの大きさです。 体はとても平べったいです。 名前の通りメスの背中には、溝があります。 さらにその溝の中に毛が密生しています。 オスに溝はありません。 まる

      • 森の学校キョロロ「ゲンゴロウ相調査」2024年6月

        2024年6月29日。 新潟県の「森の学校キョロロ」で行われた「第2回 ゲンゴロウ相調査」に参加しました。 ※通常、森の学校キョロロでは、生き物は持ち帰ることはできません 当日は、とても暑かったです。 午前10時に集合。 今回はスペシャル講師としてゲンゴロウの専門家の吉井重幸先生が来てくださいました。 「夏は大型のゲンゴロウ類はあまり見られず、幼虫の姿で過ごしていて採れることが少ないから、小型種を中心に探してみましょう」という説明がありました。 調査する場所は、前回と

        • 新潟県の水生昆虫調査2日目

          前回の記事の続きです。 新潟県の水生昆虫調査の2日目は、別の市にある池に行きました。 この池には、クロホシコガシラミズムシがたくさん生息していました。 クロホシコガシラミズムシ $${Haliplus basinotatus}$$ コウチュウ目 コガシラミズムシ科 写真の左上に見えてるのは、メススジゲンゴロウの幼虫の頭です。 速く泳いでいるのでぶれています。 他にも、クロゲンゴロウやナミゲンゴロウの幼虫、オオミズスマシ、コガムシなどがいました。 これで2日間の調査

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        僕が1年間で飼育した176種類の生き物 ~2024年5月

          新潟県の水生昆虫調査

          2024年6月。 研究者の岩田さん、北杜市オオムラサキセンターの冨樫さんと一緒に新潟県の水生昆虫調査を行いました。 具体的な場所は明かせませんが、1泊2日の調査は、僕には初めての体験でした。 最初に訪れた ため池には、たくさんの種類のトンボが飛んでいて、水中にはそのヤゴたち、ゲンゴロウ、キベリクロヒメゲンゴロウ、タイコウチ、コオイムシ、モリアオガエルなどが生息していました。 この池は、外来種がいなくて、とても貴重な場所だと思いました。 お昼ご飯を食べ、宿泊施設に向かい

          新潟県の水生昆虫調査

          アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)

          今回は、飼育しているアリジゴクを紹介します。 アリジゴクは正式名称ではなく、ウスバカゲロウの仲間の幼虫の総称です。 僕が飼育している種類は普通のウスバカゲロウです。 ウスバカゲロウ $${Baliga micans}$$ アミメカゲロウ目 ウスバカゲロウ科 うちの子の大きさは10mmくらい。 巣の大きさは直径約30mm、深さ約10mmでした。 アリジゴクは、神社の軒下や、大きな木の根本などにある砂地に、すり鉢状の巣を作ります。 彼らは、体の構造上、後ろにしか進むこ

          アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)

          2024年6月8~6月9日に新潟県の水生昆虫調査に行きました。 帰ってから記事を投稿しようと思っていましたが、 関越自動車道が事故渋滞で、帰るのが22時を過ぎてしまい、 写真撮影とかが間に合いませんでした。 明日以降に記事をまとめたいと思います

          2024年6月8~6月9日に新潟県の水生昆虫調査に行きました。 帰ってから記事を投稿しようと思っていましたが、 関越自動車道が事故渋滞で、帰るのが22時を過ぎてしまい、 写真撮影とかが間に合いませんでした。 明日以降に記事をまとめたいと思います

          オオアメンボの産卵

          2024年6月。 飼育していたオオアメンボが産卵、孵化しました。 オオアメンボは、川などの流水に生息する日本最大のアメンボです。 オオアメンボ $${Aquarius elongatus}$$ カメムシ目 アメンボ科 うちの子の大きさは次の通り。 オス体長 ・・・ 26mm オス全長 ・・・ 95mm(脚を伸ばした時の長さ) メス体長 ・・・ 24mm メス全長 ・・・ 90mm(脚を伸ばした時の長さ) 普通のアメンボと違って、オスの方が大きいと言われています。 脚ま

          オオアメンボの産卵

          ムネアカオオアリの女王アリ

          2024年5月。 ムネアカオオアリの女王アリを飼い始めました。 群馬県の道の駅の公衆トイレに迷い込んで、弱っていたところを保護しました。 ムネアカオオアリ $${Camponotus obscuripes}$$ ハチ目 アリ科 ムネアカオオアリは、よく朽木の中に巣を作ります。 でも今回は、結婚飛行が終わった新女王でした。 クロオオアリに並ぶ日本最大のアリだそうです。 この個体の大きさは、17mmくらい。 名前の通り胸部と腹部の間が赤いです。 上の写真は働きアリです

          ムネアカオオアリの女王アリ

          マダラケシカタビロアメンボ

          2024年5月。 近所の公園の池で捕まえたマダラケシカタビロアメンボを観察しました。 マダラケシカタビロアメンボ $${Microvelia reticulata}$$ カメムシ目 カタビロアメンボ科 大きさは1.5mmくらい。 水面をよく動き回ります。 家の水槽でトビムシをあげてみたら、口吻を刺されたトビムシがすぐに動かなくなりました。 今度は、ダニをあげてみます。 やっぱり、刺されたらすぐに動かなくなってしまいます。 マダラケシカタビロアメンボは、毒を持ってい

          マダラケシカタビロアメンボ

          ヘリグロミズカメムシ

          2024年5月。 近所の公園の池で、ヘリグロミズカメムシを捕まえました。 ヘリグロミズカメムシは、止水域の水生植物が多い場所の水面を歩いています。 ヘリグロミズカメムシ $${Mesovelia thermailis}$$ カメムシ目 ミズカメムシ科 大きさは、2~3mmくらい。 アブラムシみたい。大きさも色も。 同じカメムシ目だし・・・ただし肉食。 オスがいなかったので、メスの特徴(※)を顕微鏡で確認しました。 ※腹部腹面の先にある長い突起 次回、オスを採集して

          ヘリグロミズカメムシ

          森の学校キョロロ「ゲンゴロウ相調査」

          2024年4月20日。 新潟県「森の学校キョロロ」で行われた「ゲンゴロウ相調査」に参加しました。 ※通常、森の学校キョロロでは、生き物は持ち帰ることはできません 当日は、よく晴れていて暖かい日でした。 午前10時に集合、最初に調査方法や注意事項の説明があって、毒ビン(※)が配られました。胴長に着替えて調査開始です。 ※毒ビンとは、昆虫に有毒な薬品を染み込ませた脱脂綿が入っていて、採集した昆虫を入れるビン 調査する場所は、キョロロの広い敷地の中にある池や田んぼ、用水路、

          森の学校キョロロ「ゲンゴロウ相調査」

          カタツムリを食べるヨツボシケシキスイ

          2024年4月。 飼育しているヒメマイマイカブリに、カタツムリ(ウスカワマイマイ)を与えたとき、同じケースで飼育していたヨツボシケシキスイが集まってきて、カタツムリを食べたので記録を残します。 ヨツボシケシキスイの飼育について 本来、ヨツボシケシキスイの成虫は、樹液や腐った果実を食べて暮らしています。僕は昆虫ゼリーを与えて飼育しています。 ヨツボシケシキスイ $${Librodor japonicus}$$ コウチュウ目 ケシキスイ科 最近飼育を始めた、ヒメマイマイ

          カタツムリを食べるヨツボシケシキスイ

          ミゾナシミズムシの季節消長

          2024年4月。僕は中学1年生になりました。 僕は、去年、水生昆虫の報文や論文をたくさん読みました。 絶滅危惧種や準絶滅危惧種の調査報告の中に、その地域の個体の季節消長(※)を調べた結果が載っていることがありました。 ※季節ごとの個体数の増減の傾向 「こんな調査を僕もやってみたい!」と思い、この4月から1年間、近くの池にいるミゾナシミズムシの季節消長を調べる事にしました。 ミゾナシミズムシ $${Cymatia apparens}$$ カメムシ目 ミズムシ科 ミゾナ

          ミゾナシミズムシの季節消長

          ニッポンセスジダルマガムシ

          2024年3月。 神奈川県のHさんと一緒に、埼玉県のニッポンセスジダルマガムシ採集に行きました。 ニッポンセスジダルマガムシは、水が染み出ている岩壁に生息している水生甲虫です。 ニッポンセスジダルマガムシ $${Ochthebius nipponicus}$$ コウチュウ目 ダルマガムシ科 現地について、水がしみ出している岩壁を探します。 ただし、かなり高い場所もあって、登るのをあきらめる事もありました。 1時間以上探しても、全然見つけられませんでした。 時間がど

          ニッポンセスジダルマガムシ

          ヒメマイマイカブリ

          2024年3月。 埼玉昆虫談話会のライトトラップに参加しました。 日が暮れるころ現地に着いたら、談話会の佐々木さんがライトトラップの準備をしてくれていました。 ライトトラップに昆虫が来るのを待つ間、周辺で虫を探しました。 僕は木に穴を開けてしまうカシノナガキクイムシ、木くずの中で冬眠していたヨツボシケシキスイ、アカコメツキなどを採集しました。 しばらくして、佐々木さんがヒメマイマイカブリを捕まえて、僕にくれました。初めて見たので嬉しかったです。 ヒメマイマイカブリ $

          ヒメマイマイカブリ