見出し画像

noteを始めました

はじめまして、あるいはいつもありがとうございます。
絵を描いて詩集を作る白まんじゅう、陽向ひなたぽこです。

前向きで明るいもの、おいしいごはんとあったかいおふとんが好きなオリジナル創作の民(=一次創作の民)です。
しばらく出店できていませんが、文学フリマやコミティアなどの創作系イベントを活動の中心にしています。

文芸・イラスト・デザイン・写真……と、現在でも割といろいろやっておりますが、ドット絵の海に沈んでいた時期もあれば、文学研究の畑に埋まっていた時期もあります。気分と場面でメインディッシュも配分も変えて楽しむ、自前ビュッフェスタイルで生きています。皿が足りない。


インターネット上でのぽこはと言いますと、青い鳥がちゅんちゅん言うTwitterの原っぱに寝転び、おいしいものを食べてスヤスヤ眠るクマさんよろしく、日々ペンネームのとおりにポカポカと過ごしてまいりました。

青い鳥に紛れてヒュンヒュンとウグイス餅が行き交うようなカオティックさもTwitterの魅力のひとつだなあと思うのですが、最近はなにやら鷲とか鷹とかトンビとかもいっぱい飛んでいるためちょっぴりスリリングに感じています。
猛禽類自体は強くてかっこよくて好きですが、もしも晩ごはんに買っておいた大事なおあげの田楽をかっさらわれたとしたら、ぽこはトンビを狩り尽くさんと高らかに吠えて荒れ狂うヒグマとして覚醒してしまいます。

そうなっては穏やかではありませんから、自分のためにもトレンドやおすすめ欄を離れ、なんならタイムラインもちょっと離れ、ホーム画面でごうごうと火を焚き、ぱっぱと塩を撒き、しゃんしゃんと鈴を鳴らし、おっかなびっくりSNS野営をしているわけです。ビビりすぎです。
先日、「ぽこの心臓のサイズ、焼き鳥のハツくらいなんじゃない?」と言われました。長らくTwitterで暮らしてきたぽこもまた、等しく鳥であったのかもしれない。


ひとまず、おのれが鳥であるか熊であるかは議論せず置いておくとして、喧騒から離れてのんびり文筆ができる別荘地のような場所がほしいなと思い、このたびnoteを始めました。

Twitterも引き続き利用するつもりではおりますが、様子を見て少しずつnoteに移行していくかもしれません。真っ白な画面にズダダダと打ち込んでいける感じが馴染み深く、すでに好きです。

……オオ、書ける書ける。

書く前から「後で文字数削るんだもんな……」とか考えずに書ける。連投するときに「ここで切れると誤解を生みかねないな……」とか心配せずに書ける。どこかで「日陰ボコって誰?」とか言われてんだろなとか思わずに書ける……ぽこだよ……陽向ひなたぽこ……。
念のためブラウザ検索かけてみましたが、"日陰ボコ"との一致はありませんでした。よかった、ボコボコになってなかった。間違えられるとしたら、"おなかぽこ"くらいが満腹で幸せそうでいいです。

「大多数に、一様に、過不足なく伝わるように書くこと」が必要な場面もありますが、こと創作に関して過剰にそれをするのは、自分らしさを削るのと同義のような気がしています。伝わりやすい言葉や言い回しを選べば選ぶほど、自分の中に備えている語彙や表現が目減りしていってしまうようにも思います。
その点、やはりこうして「読みたい人だけが読むところ」で「いっぱい書ける」というのはいいものですね。大事な考えもくだらない考えも、およそ考えとは呼べないような寝言も、全部ひっくるめて過不足のない自分だと思います。
なんでもかんでも思うままに書き散らすことは是としていませんが、あんまり言葉を削ったり縮小したりを繰り返して、うっかり自分を矮小化することのないように生きていきたいものです。


ということでnoteを始めたわけですが、noteを始めた話をnoteでするのってどうなんだろう……。太古の昔にTwitterを始めたとき、

「Twitterはじめました。よろしくおねがいします o(・ω・)o」

と書いたのもそうなんですが、ツイートした時点でそれはわかるからな。
外部サービスで伝えることであって、ここでは不要な情報ではないか? VS 要・不要だけで物事を捉えるのはナンセンスではないか? で戦いの火蓋が切られた。

やっぱり伝達において「わかりやすさ」というのは重要なファクターだし、大事なことは繰り返し伝えて強調する方がいいと思うし、実際にどれほど必要かは別として、くどいくらいがいいんじゃないかな。note始めました。
とはいえ、「○○を始めました」はタイトルとして無難すぎる気もするので、来世のぽこではもうちょっと前衛的で新奇性が高く、クレバーでスマートでクリティカルな初投稿をしてみたいです。


さて、ここからは、noteでこんなことをしていきますというお話です。

noteでは、文章作品の投稿のほか、イベント出展情報をはじめとした各種お知らせなどもしていく予定です。
詩作品については、まずはじめに既刊の『さみだれの短冊』から1篇、『くれない大掃除』から2篇、『COLOR-CHATカラー・チャット』から1篇を抜粋して投稿しようと思います。

こちらはすでに、小説投稿サイトのNolaノベル(β版サービス)にも掲載してあります。

詩の本文は同じですが、Nolaノベルのほうではちょっと凝った文字編集をしていたり、あとがきをつけていたりするほか、仕様としてがっつり感想カードのようなものが書けるようにもなっていますので、よろしければのぞいてみてください。
いずれの場所でも、既刊については、収録作品すべてを投稿する予定はありませんので、本をお持ちでない方には試し読みとしてもご活用いただけたらと思います。

また、noteでは詩だけじゃなくエッセイなんかも書けたら楽しいかな……と思っています。
「階段のてっぺんで足を踏み外したら正座ですべり落ちて全治3週間になった話」とか、「忙しさのあまりヤケクソで購入したクマ耳ルームウェアで強靭なヒグマになれた話」とか、何かの拍子に書くかもしれないし、書かないかもしれません。
もし、ぽこの書き口や書く内容がお口に合うようでしたら、ゆるりとお付き合いいただけたら嬉しいです。


なお、普段は個人でデザイン系のお仕事などをしていますが、企業様からいただいているお仕事に関して、noteで言及する予定はありません。本名名義のお仕事も含め、「こんなことがあった」、「あんなことがあった」と、お仕事に関するエピソードを書く予定はありません。
はじめのほうでも書きましたとおり、noteはのんびり文筆する場所として使っていくつもりでおりますので、あらかじめご理解くださいますようお願い申し上げます。
ぽこの書く文章を、読み物として楽しくゆっくりご覧いただけることを願っております。

また、「目からウロコやヒレ! これだけでいいお役立ち情報」とか、「2秒で人生が変わる魔法の言葉 ~ぽこを信じて~」とか、速読系の情報を書く予定はありません。それから、真剣な考えを書くことはあっても、深刻な体験談を書くことはありません。ぽこの語り口が字面としてやかましいことはあるかもしれませんが、社会への警鐘をゴンゴン打ち鳴らすことはありません。
ある日突然、ぽこの執筆傾向が変わることがあるとしたら、階段から落ちてクマ耳のたんこぶができたときくらいしか考えられないのですが、それでも「ヒグマ筆者による転倒のススメ」とかを書く程度だと思います。おかしい、変わってないな。すでに打ってるからか?


と、ここまで「この記事に読者さんがいる」という前提で書き続けてきましたが、その……信じるって大切なことだから……。
即売会では読者さんたちが質量を持った形で現れてくれたし、「これください」っていう声も聞いたし、手渡ししても本は落下しなかったし、確かに手元の在庫は減っていくし、幻覚ではなかったと信じています。

アッ、便宜上「読者さん」と書きましたが、ポストカードとかグッズとかをお手に取ってくださった方々も含んでいます。同様に質量がありました。
それから、Twitterのフォロワーさんもいつもありがとうございます。ぽこが脈絡なく「かに食べたーーーい!」とか叫んでもフォロー解除しないでいただけているの、日々あたたかさを感じています。
9割9分9厘の方がミュート設定だろうと思ってのんびりしていると、不意にいいねが飛んできたりするのでビビり散らかします。かにが温もりでボイルされてしまう。ぽこにアレルギーが出たときは、どうか気にせずフォロー解除してください。

アレルギーにかかわらず、人の興味は往々にして移ろうものです。かく言うぽこも、かにから海老に関心が向くこともあります。なにしろ昨日食べた海老天丼おいしかったし。
それに、食べたいのはあくまでも「かに」であって、カニカマはちょっと違うんだよな、ということもあります。ぽこの描く絵は好きだけど、詩を読む習慣はないし、という方もいらっしゃるだろうと思います。「この文章に読者さんが存在する」という保証はどこにもありません。

しかし、そもそも「陽向ぽこ」以前からオリジナル創作の民(基本ジャンル:詩)として生きているぽこ、原稿時点では常にひとりごと状態です。
「読んでくれる人がいるかな……」なんて逐一めそめそ考えていたら仕上がるものも仕上がらん! 書く! さすれば読まれ得るものになる!(正気を失って久しいオリジナル創作民の顔)


ひとりごとのようであっても、なんならほぼ寝言同然であっても、なんやかんや最後まで書ききってみると、ふとした拍子に誰かが見つけて反応をくださることがあります。
そういったことの積み重ねが、「こうして書いているものは一人きりの壁打ちでは終わらず、いずれはどなたかに届くのだ」という感覚が得られている理由の一つなのかもしれません。
noteを通して、新しい読者さんとも巡り会えたらいいなあと思います。

そんなわけで、noteを始めました。
これから、あるいはこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ぽこと文章の味覚が近い方がいらっしゃったら嬉しいです。

この記事が参加している募集

#自己紹介

231,067件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?