見出し画像

あいみやんNICUに入院する息子に会いに行く。

<<産後2日目の朝>>

今日は、
NICUに入っている息子に会いにいくために
体調も万全に!!( ̄∀ ̄)」

とは言えない状態で・・・

父に車で迎えにきてもらい夫と共に病院に向かった。

幸い隣の市だったおかけで、

私が入院していた産院から、

息子が入院した病院まで20分もあれば十分に着く距離だ。

それにしても、

やっぱり
全身がまだ痛い。

円座クッションを持ってこなかったことを少し後悔した。

病院に近づくに連れて高まる気持ちは、

嬉しさだけではないことに気づいた。

なぜなら、

昨日夫に頼んで写真を撮ってきてもらった息子の姿に、

不安と怖さを覚えたからだった。

小さな身体に点滴の管や装置が取り付けられていた。

なんとも痛々しいその姿を見て、

私は耐えられるのだろうかと頭をよぎった。

病院は日曜日ということもあり、

外来の診療がないため閑散としていたが、

NICU内は緊張感が漂っていた。

体温を測り、マスクをしっかり着用し、

手術室に入るかの如く手洗いをするよう指導された。

保育器がたくさん並ぶ中、

息子のいる場所に案内された。

↓NICU内は携帯が禁止の為、デジカメで写真を撮りそれを携帯で撮った。

どんな姿であっても、

我が子に会えることは
至極の喜びだ。

よくがんばったね・・・。」

慣れない私の抱っこに強張る息子。

ようやく会えた。

どれだけ会いたかったことか・・・

と焦がれる自分自身に、

母性の目覚めを感じる。

私ママになったんだ。

ようやく実感が湧いてきた。

入院中、

隣の部屋から聞こえる赤ちゃんの夜泣きがうらやましかったが、

会うと気まずそうに目をそらす隣の母親に言いたかった。

私は可哀想な母親なんかじゃない!!

可哀想なのは夜泣きで眠れないあなたの方だって・・・。

息子に会った帰りに家族で、

ファミレスに寄った。

出産2日目だとは思えないくらいの日常の風景を記念に撮った。

妊娠中によく食べたホットケーキを注文し、

隣の幼い子ども連れの家族を眺めながら思いを馳せた。

自分の入院先に戻る途中、

自宅にも立ち寄った。

陣痛が来て慌しく家を出たせいで部屋も荒れていた。

片付ける余裕もなかった夫の様子を伺い知る事も出来た。

たった2日の出来事なのに、

もう何年も時間が経ったような感じだった。

寝室へ行くと、

妊娠中に使っていた抱き枕と共に、

お気に入りのぬいぐるみが並べられていた。

夫の優しさにまた堪えていた涙が溢れ出した。

正直、

親が死んだ時よりも、

生きている息子を見た時の方が辛かった。

病院から一刻も早く息子を連れ出したい衝動に駆られながらも

冷静さを装った。

入院先でも気を張っていた。

このまま寝室のベッドで眠れたらいいのにと思いながら、

入院先へ戻った。

午後3時 おやつの時間

ウエッジウッドのお皿に上品に盛り付けられた、

美味しそうなシフォンケーキ。

妊娠中からすっかり甘党になっていた私は、

いとも簡単に食べ終えた。

今までなら駆けつけ一杯とばかりにビールを欲した私もすっかり味覚

が変わったのかと思い、

朝ごはんに出された苦手な納豆を食べてみることにした。

今なら食べられるかもしれない・・・

今なら克服できるかもしれない・・・。

今ならなんでもできるかもしれない・・・。

そう思った矢先、

パ、パ、パニック・・・!!(΄◉◞౪◟◉`)

ねばつきさえ対処できなくなっていた。

そう、

より苦手になってしまっていたことが判明

した・・・w

まだこの頃は、

不安と心配でいっぱいだった。

こんなに元気になって帰って来ると当時の私に教えてあげたい・・・

このnoteは私と息子の覚書として記する。昨日12月10日(木)産後約2週間後に無事退院いたしました。)

この記事が参加している募集

ありがとうございます!! 頂いたサポートはnoteの記事を書くために使う本などの購入費や勉強費用に充てさせてもらいます。 将来的にサポートがたくさん貯まったときは皆様にイベントなどの形で還元できたらと考えています。 よろしくお願いします!!