見出し画像

く、苦しい・・・。

臨月まで1ヶ月をきった。

久しく、つらいつわりからも

解放されていたと思っていた矢先、

また、

つわりらしき症状が発症した。

”後期つわり”

というものらしい・・・。

また始まった。

眠れない日々にはもう慣れていたが、

食べつわりに

頭痛・・・

そして、

息切れや立ちくらみ・・・。

ド定番のつわりのオンパレードに

免疫はすでについてきた気がしていた。

しかし、

何より辛いのは、

以前にはなかった

”胎動”

とにかく激しい・・・。

もちろん、

昼夜お構いなし。

未だに領域を広げようと、

1日中試行錯誤しているようだ。

ダイナミックな動きには、

ある程度予測がつき、

心構えができるが、

地味なノックのような動きは、

一見楽に感じるが、

意外なほど破壊力がある。

急に始まると、

いつ終わるかわからない。

気が済むまでやっている。

時々、

ボコッ!とお腹を突き出して姿を表す。

ひじかかかとが突き出している。

本人は気づかれていないと思っているようだ。

上からトントンと、

「バレてるよ!」

というと、

慌ててお腹の奥に潜っていく。

どうやら、

自分の存在に気づかれるのが嫌らしい。

検診の際も、

エコー写真には自分の顔を見せないような

ポージングがお決まりになっていた。

いつも顔の前で手を構えている。

シャイなのか?

それとも、

高貴なのか?w

どちらにせよ、

お腹の中の赤ちゃんが、

何を考えているかわからない。

よく、

母子とは一心同体というが、

私には、

全く別の生命体としか思えない。

そのせいなのか、

そのおかげというのか、

赤ちゃんの訴えは、

よく理解できる。

だって私とは、

思考も嗜好も全く違う!!

私は注目を浴びるのがちょっと苦手。

でも、

赤ちゃんはいつも注目を浴びたいと願っているし、

私は、

南国のフルーツを好んでまで口にしない。

でも、

赤ちゃんは好んで、

バナナやマンゴーパイナップル、

しまいにはパパイヤを要求してくる。

私でさえそんなに食べたことがないものなのに・・・

赤ちゃんはしっかり知っているようだ。

昨日に至っては、

頂き物のパンに入っていた、

スパイスに強く反応した。

「カルダモン!」

と待っていましたとばかりに鼓舞している。

カルダモン?

それだけ私に伝えると、

存在をくらました。

スパイスに疎い私も、

慌てて、

カルダモンについて調べてみることにした。

カルダモンとは、

世界で最も古いスパイスだとか・・・。

スパイスカレーなどお好きな方には、

馴染みのあるもののようですが、

私にとっては、

新鮮なスパイスの世界。

「カルダモンダモン!」

とまた現れた。

しっかりダジャレも言う。w

私は赤ちゃんに誘導されるが如く、

スパイシーなケーキを探すようにググらされた。

どうやらクリスマスのケーキを探しているようだ。

「シュトレーン!」

お目当てのもが見つかった。

シュトレーンとは、

ドイツやオランダで、

クリスマスの時期に食べられる菓子パンのことで、

私にとって、

実はとても馴染み深いものであったことを思い出した。

小学生の頃、

生前の祖母が12月になると毎年、

必ずと言っていいほど、

シュトレーンを焼いて我が家へ送ってきてくれていた。 

今思うと、

随分とハイカラなものを好んでいた人だったような気がする。

祖母を懐かしく思う気持ちと同時に、

赤ちゃんは安堵したのか、

大人しくなった。


カルダモンは私にとって、

祖母を思い出すきっかけを作ってくれた。

ありがとう。

赤ちゃん。


今年のクリスマスケーキは、

シュトレーンにしよう。

新しいメンバーのお祝いと、

懐かしいメンバーの記憶と共に・・・❤︎

それでは、

またの投稿で〜♫

ciao❤︎

画像1


ありがとうございます!! 頂いたサポートはnoteの記事を書くために使う本などの購入費や勉強費用に充てさせてもらいます。 将来的にサポートがたくさん貯まったときは皆様にイベントなどの形で還元できたらと考えています。 よろしくお願いします!!