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#82 ヨシタケシンスケ「死」について考える絵本

今日は、ヨシタケシンスケさんの絵本をご紹介します。

8月は「原爆の日」や「終戦の日」、「お盆」 などがあり、普段よりも「死」を連想する機会が多い月かなと思います。
来週の「お盆」には、一昨年に亡くなった祖母もきっと「こちらのせかい」に戻ってきてくれることでしょう。

「死」というテーマを扱った絵本は数多く出版されていますが、私が繰り返し読んでいるのは、ヨシタケシンスケさんの作品です。
その中でも一番心を打たれるのが、今回ご紹介する『もしものせかい』。


ヨシタケさんはこの作品について “少し前の私に、どうしても必要な物語でした。” と語っています。

やぁ おはよう。 とつぜんでもうしわけないんだけど、
ボク もしものせかいにいくことになりました。

ヨシタケシンスケ著『もしものせかい』


大事なものを突然失ったとき、思いがけない別れが訪れたとき、私たちは深い悲しみに襲われ、心にぽっかり穴が空いてしまうことがあります。

でも、ただ悲しんでいるだけではなく、なんとかそれを受け入れて、未来への一歩を踏み出したいという想いに溢れた作品です。

是非とも1人で静かに読める環境で、この作品を味わってみてほしいです。
読み終わった後には毎回、心が “ジーン”となります。

さらに詳しい紹介記事も書いています。興味を持っていただけた方は、こちらも読んでみてください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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