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♯24 変わりゆく夫婦関係

両親について思うところがあったので、書いていきたいと思います。

私の両親は2人とも60代後半、父が2歳年上です。

父は年を取ってだいぶ丸くなったのですが、私が子どもの頃はものすごく短気で、しかも典型的な亭主関白でした。

家事は専業主婦である母が全て担当し、それこそ父はお茶の一つも持ってこないといった感じ。

夫婦喧嘩 ( ケンカと言っても基本的に父が一方的に母を怒っているだけで、母は言い返せない)のときには、

「誰が喰わせてやってるんだっ!」

的なモラハラ発言をすることもよくありました。

母は母で、そんな父に対する不満を子どもである私たちにグチる…(笑)。


一応、両親の名誉のために言っておくと、彼らは私を愛し、大切に育ててくれました。

楽しい思い出の方が多いですし、毎日のように夫婦喧嘩をしていたわけでもありません。

でも、夫婦の形としては反面教師だと思っていましたし、私の男性への見方や、職業選択など、かなり幅広いところに彼らの関係性は影響を及ぼしている思います。

そんな両親の元に、2人の子ども達を連れて遊びに行った時のこと。

お酒でいい感じに饒舌になった父(昔はザルだったのに、ここ数年で明らかに酒に弱くなった)が、 どんな話の流れだったかは忘れたものの、私に向かって、

「お母さんは、お前が小っちゃいときから、ず~っと家にいてくれたんだどぉ。ありがたいと思わないとダメだかんなぁ~。」(呂律は回ってない…)

と言った時には正直、本当にびっくりしました。

あー、なんだかんだで、感謝してるんだなって

あるいは年を重ねたことで、感謝ができるようになったのかもしれませんが。

よく考えてみれば、お互いに対する不満を散々口にしながらも、離婚もせずにここまで40年くらい連れ添っているわけです。

そういえば、 毎日夫婦ふたりで犬の散歩もしています。

夫婦関係は、日々変わっていきます。

若い頃、傍から見たらあまりいい関係性ではなかった両親も、
本人達の中では、案外しっかりとした信頼関係が築かれているのかもしれないと思った一件でした。

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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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