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♯23「仕事」を選び直せるなら、どんな人生を歩みたい?

最近、自分のキャリアや働き方に迷いが出てきて、働き方に関する本をいろいろとを読んでいます。

そんな中、魅力的な一冊に出会いました。それは、

社会派ブロガーのちきりんさんが書かれた
『未来の働き方を考えよう 人生は2回、生きられる』です。

本書の内容をかなり簡単にまとめると、次の通り。

40代の後半で働き方を選び直すことで、職業人生を〔前半〕と〔後半〕の2つに分けよう!

70歳まで今のまま働ける?

最近、岸田総理が主宰する会議で「高齢者の定義を70歳に引き上げる」とうい話が持ち上がり、話題になっていました。

そうやって、年金がもらえる年齢も後ろ倒しにするつもりだろう!と思った方も多いと思います。

仮に年金がもらえる年齢が70歳になり、それまで働かなくてはいけなくなったら・・・

今の会社で、今のスタイルで働き続けることに疑問を持つ方は今よりもずっと多くなるはずです。

でも実は、『未来の働き方を考えよう』では70歳まで働く未来について、すでにしっかりと予想されていました。

その上で、40歳で働き方を選び直す利点が、旅行を例にして分かりやすく説明されています。

経験値のある40代だからこそ、オリジナルの人生が選べる

例えば始めてパリを訪れる場合、行きたい場所は皆だいたい同じです。

エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川クルーズ、ルーブル美術館…

性格や趣味や価値観も人それぞれまったく異なるのに、なぜか最初の旅行では、多くの人が同じようなコースを望ましいと感じるものです。

ですが、二度目のパリ旅行ではメインで行きたい場所にバリエーションが出てきます。

同じようなことが職業選択にも言えます。

働き方だって、旅行や家と同じです。初めて選ぶ時には、必死に考え、眠れないほど悩んでも、結局みんな同じような仕事や会社を志望します。他人と違うものは選びにくいし、自分基準で選ぶだけの情報も持ち合わせていません。(中略) 最初の人生は、パッケージ旅行同様、就職する、フルタイムで働き始める、結婚する、子どもをもつ、家を買う、といった定番のライフイベントがコンパクトに組み合わされた「だいたいこんな感じ」のパッケージライフなのです。

ちきりん著『未来の働き方を考えよう 人生は2回、いきられる』株式会社 文藝春秋(2015年)

本当にその通りだなと思います。

必要に迫られて進路を決めてみたけれど、働いた経験はせいぜいアルバイトくらいなのに、「自分に合う仕事」「自分のやりたい仕事」がしっかり分かっている方が不思議です。

(もちろん、しっかり分かっている方もいらっしゃって、それは素晴らしいことです。)

旅行の例でわかるように、二度目の選択時には自分のやりたいこと、やりたくないことが明確です。学生時代には、大半の人が社会のことも、働くことの実態もよくわかっていません。でも20年も働けば、今の仕事を本当にあと20年も続けたいのか、稼げるお金の額が、自分の人生にとってどれほどの意味をもつのか、みんなしっかり理解できています。

私自身は30歳を過ぎた辺りから、
「自分は書くことが好き」
「情報を体系立ててまとめることが好き」
ということに気付きました。

「好き」なことが「得意」なこととは限らないし、実際に喰べていけるかも別問題だったりします。

ですが、少なくとも若い頃よりは自分の「好き」「適性」「価値観」が明確になってきていることは確かです。

〔もし、職業を選び直せるとしたら、どんな人生にしたい?〕

誰しも一度は想像したことがあると思いますが、それを単なる「想像」ではなく、新たな「選択肢」として考えてみてもいいのでは?

と思わせてくれる一冊です。

より詳しい解説は別のブログで書いていますので、興味を持っていただけたら、こちらも読んでみて下さい。↓↓

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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