【読書】無限大ガール/森絵都

こちらもprime readingの短編小説。
この短さの中、私は救われた。
あまりにも気持ちに寄り添ってくれたメッセージ。

「呪縛も呑みこむ。虚無も呑みこむ。」

「ありのままでいい」なんていう綺麗事にも聞こえてしまう言葉を、こんなふうに翻訳してくれた。
私はいつも呪縛に苛まれる。自分に対する失望も、他人に対する憎しみも消えない。
けれど、それをひっくるめての自分なのではないかと。私も上手く言葉が出てこなくて自分は何かが足りないんじゃないかと思うときがある、それすらも含めての自分なのだと。
そう思うと、足りなくても失敗しても、自分を愛おしく思うことができる気がします。


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