お腹・骨盤周りのエクササイズ
腰痛と関連の深い、お腹・骨盤周りのエクササイズについてです。
以前「腰のお悩み」の記事で
下位交差性症候群ではお腹周りの筋肉が弱くなりやすいことをお伝えしました。
お腹周りの筋肉が弱ってしまうと腰を前で支えることが出来なくなり、
「反り腰」や「ぽっこりお腹」をとりやすくなってしまいます。
また産前産後の方はお腹が大きくなった際に同じような姿勢を取りやすく、
お腹周りの筋肉が弱くなってしまっている状況です。
このためお腹周りの筋肉をつける運動として、
仰向けに寝た状態から上半身を起こす腹筋が思い当たるかと思います。
ただし、上記のような運動ではお腹の表面の筋肉が強く働き、
奥にある(インナー)筋肉をターゲットとした運動としては適しておりません。
また、お腹の表面の筋肉ばかり高めてしまうと上半身が縮こまる動きとなってしまい、
胸の動きを制限させることにもつながります。
胸の動きを制限するということは肋骨がついている胸椎(背骨の一部)の動きも制限してしまい、
交感神経の過活動にも繋がると思われます。
このためお腹のインナーの筋肉をつけ骨盤を上手にコントロールすることは、
「反り腰」や「ぽっこりお腹」などの姿勢や「腰痛」を改善するだけでなく、
「慢性痛」を改善するためにも重要な要因となってきます。
また、お腹の筋肉が弱くなって「反り腰」や「ぽっこりお腹」となっている方は、下位交差性症候群の可能性がありますので
今回のエクササイズ前に骨盤周りのストレッチを行うとより効果的かと思われます。
骨盤周りのストレッチは他の投稿にて挙げておりますので、
ご参照いただけますと幸いです。
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