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私たちが育てたアスパラが「おにぎり」に

 今回は、浜松で働く私たちが育てた作物が、コンビニのおにぎりになったことについてお話しします。
 私たち浜松のCTCひなり社員は例年6月~9月は磐田市の「上村農園」でアスパラガス(以下、アスパラ)の収穫作業に関わっています。夏のアスパラは春に出回るものと比べ緑色が淡くすっきりとした味わいが特長です。
 そして、上村農園さんとコンビニの地産地消への取り組みがマッチして、このアスパラが7月中旬から7月末までの期間限定でおにぎりの具材に採用され、静岡県のコンビニ店頭に並びました。

  栽培に関わったアスパラがコンビニのおにぎりになることを、私たちも楽しみにしていました。発売期間を通して4つもおにぎりを購入したスタッフも中にはいました。
 
【スタッフのコメント】
 「スパイシーな味わいとアスパラのシャキシャキした食感が気に入りました。」
 「アスパラが入ったおにぎりは食べたことがなかったので新鮮でした。」
 「私たちが関わった作物がコンビニの店頭に並ぶのは嬉しかったです。これからも色々なお店で販売されると良いな~。」

みんなでアスパラ入りおにぎりを頬張ります。サイコー

アスパラの目線に立ってベストを尽くす

 上村農園の上村社長と管理者の田中さんにアスパラを育てる極意を伺いました。
 「普段から人間の目線ではなく、アスパラの目線に立ってベストを尽くすことを心掛けています。日々の気温や湿度の変化、病害虫の発生状況などを注視して、温度・水量管理、肥料配分の調整、病害虫や雑草の防除を徹底することはもちろん、上村農園で働く人たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることにも目を配ります。
 年々、規模が拡大し収穫量が増えていく中、収穫だけに注力するとハウス管理が行き届かなくなりかねません。そこで、CTCひなりに今年は管理作業を担ってもらっています。」

CTCひなりの取り組み

 私たちは年間栽培スケジュールに沿って、防草シートの取り付けや除草、堆肥入れや古い堆肥・アスパラ残渣の運び出し、アスパラの苗が倒伏しないよう支柱にネットやバンドを張る作業に取り組んでいます。また、ハウスの設備破損の確認やアスパラの生育状況を写真で撮影し、上村農園さんに報告しています。
 ハウス内の温度は外気に対して10℃近く上がり、梅雨明け以降の夏場は相当な室温です。長い列の下枝を取り除く際には、ペアを組んで声掛けをしながら作業に当たり、集中が途切れないようにしています。各自ペットボトルをホルダーに入れて持ち運び、いつでも水分補給できるようにしています。日々、最高のパフォーマンスを発揮できるよう工夫を凝らしています。

上村農園の上村社長を囲んで
両手で持つ下枝を取り除くのも大事な作業です
定植した一年目に1mを優に超えるほど成長します

後注

スタッフ:CTCひなりで業務に従事する障がいのある社員