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書籍「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを仕事にして一生食っていく」を読んで見つけた人生観

こんにちは。
今日の記事は、意外と読書好きな私の読書歴です。

要約とかではなく、あくまでも私の心にグッときた内容についてまとめ、
感じたことを書いていく記事になります。
ご参考になれば幸いです。

本の中の内容を直接引用する部分については、なるべく太字にするようにしています。ご参照ください。


では、どうぞ📖



○マルチポテンシャライトとは

まず言葉の解説。「マルチポテンシャライト」とは
様々なことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人のこと
です。(この本から引用です。)
つまり、興味もやりたいことも深めたいこともとにかくたくさんある!
という人のことです。

私はこれまで、「自分の天職はなんだろう?」と考えても
なかなかピンとくることがありませんでした。

あれもやりたいしこれもやりたい。最近はあの業界にも興味があるけれど、それとは全く逆のこれも気になる。
あれとこれを組み合わせたら何かできるかもしれないけど、イメージがわかない・・・

私って、天職がないんだろうか。
そんな不安を感じたこともあります。

しかしこの本は初めから「天職が一つとは限らない」と明言しています。
その言葉がスッと心に入り、いくつも天職があっていい。そしてライフスタイルやその時の気持ちによって変化してもいい。そう思えたのです。

○実は全部、繋がっている

難しそうなカタカナに言い換えただけで、それってただの飽き性じゃないの?
そう思う方もいるかもしれません。
しかし今までの人生を振り返ってみると、意外と全て繋がっていることに気が付きます。
例えば私のことで言うと、小学校のプレゼン発表の宿題の際なんとなく気になって決めたテーマが「紛争と内戦」でした。
そこから世界の福祉と子供に関心を持ち、修学旅行の自由行動ではユニセフ資料館へ行きます。
さらに幼稚園に通っていたことから持っていた「保育士になりたい」という夢も相まって、中学生の頃は傷ついた子供を支援する心理士を目指しました。
心理・医療の道を目指す中で、ふとクライエントが傷を負った背景が気になったわたし。
調べているうちに、気がついたら社会福祉を学んでそれを専門に働いていました。

いろいろな出来事が細い線で繋がったようなこれまでの人生ですが、
「社会福祉士になるために紛争内戦について調べよう」と思っていたわけではありません。

周りからぱっと見で軌道がずれている人生に思えても、
実は全部繋がっていて、自分が思うよりも堅実な道を歩んでいるものです。

また、何をしたかだけではなく、何をやめたかということもまた、
ぱっと見の軌道のズレを気にする必要はないのです。

周囲から見たら投げ出したように思えても、自分の中で自分なりの目的を果たしたのならそれで十分。
それを忘れずに、自分の軌道を信じてやればいいのです。

○仕事=私じゃない。人生全体=私。

ところで、自分の中の「目的」にフォーカスして生きていますか?
物事に取り組む目的を理解せずして、自分の軌道を感じることはできません。

目的を理解するためには、なぜ?を大切にすることが重要です。

自分がすることに対していちいち「なぜこれをするの?」と問い、深く理解する。
すると意外な行為同士が共通の目的を持っていることに気づき、
それらがつながることで「軌道」が出来上がるのです。

その軌道の中であれば、一つの仕事だけで何かを果たす必要などありません。
例え正社員ではなくパートタイムで仕事を掛け持つことで果たせる目的があるのなら、周りがなんと言ってもそれを選択したらいいのです。
逆に、色々な分野にまたがった一つの仕事を通して、複数の目的を果たすこともできます。

そして変な話、仕事だけで果たす必要もないのです。

人生において大切なのは、「生きるためのお金を稼ぐこと」と「意義ややりがい」です。
仕事でお金を稼ぎ、ボランティアで意義を果たせるのならそれでも良し。
仕事だけでその両方を満たしても良し。
人生全体でバランスをとって、時間をかけて果たしていけばいいのです。

最後に、本の中で一番印象的だったこの言葉で締めくくりたいと思います。

実験して、繰り返し試して、自分仕様にする。私の仕事で、私の人生だから。

では、また🌻

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