積極的「やめる」
こんにちは。Hinaです。
ここ数日、noteに保育士資格の勉強過程を全部載せようと、既に2~3記事を出してみました。が。
大変。笑
というか、思っていたより手間で、やりづらさを感じました。
始めておいてお恥ずかしいのですが、保育士の勉強は自分の紙のノートにまとめ、その中で特に気になったことを記事として発信していきたいと思います。
せっかくなので、既に書き留めてある下書き記事は公表しようと思います。
あと数記事、お付き合いください。
今回記事まとめをやめるかどうか迷った時、「やめる」という選択を取ることに対する罪悪感を抱きました。
その感覚とリンクするかもしれない本を思い出したので、その本のことについてお話しします。
本の要約ではなく、あくまでも印象に残ったことや、それに対して私が考えたことなど、私個人の思考ストックとして記事にしています。
ご承知おきください。
(2100字)
○「やめる」ことは悪いこと?
何か新しい取り組みを始めた時、それをやめることに対して躊躇したことはありますか?
せっかくやり始めたのにもったいないかな・・・
途中で投げ出したみたいで恥ずかしい
そんな風に、心の中で「一度始めたことをやめてはいけない」と思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
この本では「やめることは悪いことではなく、前向きなことである」という考え方を示しています。
そもそも、人間以外の動物は「やめてはいけない」に悩むことがありません。
ある行動がうまくいかなかったり、その行動で食べ物を得られなかったりしたらすぐにやめて、別の方法に切り替えます。
常に必要に応じて軌道修正をすることで生き延びているのです。
やめること=諦めること という思い込みを一旦はずしてみると、何か新しい方法にチャレンジするためには今の行動を一度やめる必要があることに気が付きます。
やめることは諦めることではなく、軌道修正のための第一歩なのです。
○やめるってどういうこと?
いつの間にか、失敗することと同義になってしまった「やめる」こと。
そもそも「やめる」とはなんでしょうか。
やめる(quit)は、ラテン語のquietareから来ています。
この言葉には以下の意味があります。
止める・やめる・中止する/出発する・離れる/諦める・手放す・断念する
この「出発する」という意味に着目して、「やめる」を捉え直してみましょう。
すると、前向きな「やめる」がたくさんあることに気づきます。
何かを変えるべきだと思った時、まずは「今やっていることをやめる」のを検討すべきなのです。
何かをやめないと、新しい行動を起こすことはできません。
本の中では、カラスの実験を例に挙げて「やめる」がいかに前向きな選択であるかを説明しています。
それがとてもわかりやすかったので、抜粋します。
カラスは何故か青色が好きで、逆に赤が大嫌いなんだそうです。
(これに関して気になって検索してみましたが、実際どうなのかはわかりませんでした。本の中で取り上げられていたのでそのまま解説します😂)
大嫌いな赤い物が巣の中にあると、迷わず外に出そうとします。
しかし赤いタイルを巣の中に固定しておいたらどうなるか?
カラスは「この赤い物は取り出せない」と判断し、そのタイルを他の物で覆い隠したのだそうです。
この時カラスは「捨てる」から「隠す」と判断を切り替えています。
自然界の中では、プランAを捨てることに迷いはないという結果になりました。
○どんどんやめたら良い
「一度始めたことをやめてはいけない」という思い込みには、少なからず周囲からの反応が影響しているのだと思います。
一方、それが怠けの抑止力となり、継続する力につながることもあります。
社会福祉士の勉強をしているとき、同級生同士で集まって勉強しているグループもありました。
一人でやるより、自分が休憩したくなった時に誰かが頑張っている環境の方が頑張れるという人もいるでしょう。
やり始めておいてやっぱりやめるなんて、みんなになんて言おう・・・という罪悪感も、結果として良い影響が及ぶこともあると思います。
大切なのは「なぜやめるか」です。
体力的にこのルーティーンを続けるのは難しいと判断したなら、やめても良い。
その代わり、ルーティーンを設定した時の目標に近づくための別のことを始める。
それが「前向きにやめる」ということなのだと思います。
始めたルーティーンをただやめるだけでは、自分の中に「また継続できなかった」と失敗経験を積み重ねるだけになってしまいます。
目的である山頂、そのための目標であるフラッグ、そしてそのための道筋Aをやってみて、何か違うと思ったら引き返してスタートに戻るのではなく、途中で道をBに変えるのです。
そうすることで、遅かれ早かれ自分にとっての山頂にたどり着きます。
大切なのは山に登ることを諦めずに挑み続けること。
やめることは、そのための手段なのだと感じました。
何かをやめるということは、自分が何かを始めた結果起きたことです。
やってみた自分の功績を讃えつつ、次の行動を気持ちよく始めるためにも、積極的に「やめる」を選んでいきたいと思います。
では、また🌻
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