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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】Vol.11 空腹時に食べよう!

おはようございます!Hinakoです。

「食事のリズム」に特化した、アーユルヴェーダ的な食事方法をお伝えし始めました。
今回はその中で大事なリズム「空腹時に食べよう」をお伝えします。

意外と腹減ってないのに時間だから食べているって方、お腹空いたけど食べれるタイミングじゃないから食べてないという方、多いのではないでしょうか?そもそも、空腹を感じないという方もいるかもしれませんね。
空腹って、とっても大事なサインなんです。今日はそのことについて詳しくお伝えしてこうと思います♪



空腹時に食べていますか?

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まずはこの質問。皆さん、空腹時に食べていますか?
「Yes」ではなく、「No」とお答えした皆さん。これからの記事をぜひ読んで欲しいです。
冒頭でも述べましたが、空腹はとっても大事な身体のサイン。これを感じること、見逃さないところから食事方法は始まります。

空腹=食べる準備ができた合図

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当たり前かもしれませんが、意外と認識できていないこと。それは空腹は「食事を受け入れる準備ができた合図」ということです
画像では「身体の消化・吸収準備が整いましたよ」という合図です。と書きましたが、ここに追記すると、アーユルヴェーダ的な用語でいうと「アグニ」が整いましたよという合図でもあります。

「アグニ」とは、身体の中で自然と出来上がる火のエネルギーのこと。
このアグニのパワーで、消化能力を働かせ、吸収に結び付けます。
火のエネルギーで食べたものを燃やすイメージです。
このエネルギー、非常に大事です。後述しますが、”消化能力が弱っている”ということは、この”アグニ(火)のエネルギーが弱っている”ともいえるのです。
食べ物を燃やすアグニ(火)がなければ、食べたものは消化されません。
身体の消化吸収を循環させるために、とっても大切なこの火のエネルギー、是非意識してみてください。

空腹が感じられない理由

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では、空腹が感じられない場合、どんな理由が考えられるでしょうか?主にこの2つです。

①前回の食事が未消化
②空腹という感覚が感じ取れない状況になっている

このどちらが原因で空腹が感じられないかが肝です。自分はどちらか、確認してみましょう!

①前回の食事が未消化

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未消化の理由は主に二つ。

①前回の食事の量が多すぎた
②消化吸収能力が弱っている

①、②共に「ニキビができる、舌の苔が多い」で食事の未消化だということが判断できます。
また、①と②の見分け方は簡単。前回の食事の量を考えれば良いのです。
普段より多く食べてしまった場合は①の食べ過ぎ。特にいつもと量は変わらないのに消化されていない場合は②消化機能の低下です。(食べ合わせが悪かった、ということも理由に挙げられますが、まずは簡単なこの二つをあげることにしました。)

特に②は夏の季節は弱りやすいです。ただでさえ外の気温が熱いため、身体はその暑さに耐えようと身体の中の火を調整して弱くします。そのため夏バテのような症状が出てくるといわれています。
逆に冬はアグニ(火)が一番活発な時期なため、重い食べ物を食べても難なく消化されます。季節の料理を想像してみると、冬の方がこってりな食事が多いですよね?クリスマスやお正月など。意外と季節の料理はしっかりと人間の身体の状態を見極めているんです。面白いですよね~

②空腹という状態が感じられなくなっている

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意外と多いのではないでしょうか?空腹なんて最近感じてなかったなあ~。だったり、空腹が怖くて常に間食を食べてしまっているような方も。
原因としては2点あげています。

・いつも生理的欲求を無視していたり
・過度なストレスがかかる

特に「いつも生理的欲求を無視している」は問題です。せっかく身体が出しているサインを無視していることになります。

生理的欲求とは?
自然衝動のこと。アーユルヴェーダでは13あるといわれています。

尿、便、おなら、精液、吐き気、くしゃみ、げっぷ、あくび、空腹、喉の渇き、涙、眠気、疲労によるため息

この自然な衝動は、無視し続けると感じられなくなるともいわれています。これらは身体に溜まっている毒素(アーユルヴェーダでは”アーマ”と言います)を排出するための大切な欲求で、貯めれば貯めるだけ身体に毒素が溜っていきます。
分かりやすい例だと、尿意を無視し続けると膀胱炎になることですね。
身体は、消化、吸収、排泄の循環を行っています。この循環が正しくできていないと、どこかしら滞りができ、その関係する臓器に負担がかかり病気へと繋がるのです。
その正しい循環を促すために、生理的欲求として様々な現象が出るのです。これらは汚い等思わずに、積極的に自分の本能に従ってあげてください。

まずは空腹を感じてみよう

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どれだけ空腹が大切か、わかっていただけたら幸いです。
ご飯の時間になったら自然とお腹が空く。そして空腹時に食事が出来る。これが理想です。
お腹が空いている方がご飯が美味しいという言葉もありますし、空腹は食事が楽しくなるエッセンスでもあります。
是非皆さん、まずは空腹を意識して生活してみてください!

それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!

Om
Hinako

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