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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】Vo.17 ドーシャとは?/ヴァータ編

おはようございます。Hinakoです。

今日は前回お話したドーシャの概要説明から、それぞれのドーシャについて詳しい内容をお話しようと思います。今回は「ヴァータ」です。ドーシャの概要については知っていただきたいので、是非前回の記事をご覧ください。

ヴァータとは?(絵の解釈)

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ヴァータとは何なのか、一言でいうとこんな感じです。

風×空
支配的ドーシャ
動きを司り、物事の流れ作り出す
呼吸器系・循環に司る

そしてさらに、性質や体質などを説明してくれている絵がこの通りです。絵だけで貼ってみますね。

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作者の友人が話してくれた解釈をそのまま下記に載せます。ヴァータとは何か、しっかり簡潔に説明されていて、驚きの私。(依頼者である私は15分くらいしか説明してません…!そして前知識はなかったようでした。彼女はすごい…)

その場に留まらない、乾燥・スタミナ無し という事から すぐどこかに飛んでいってしまう儚さ,自由を表現。気楽な表情はその気質の表れです。しっとりしたイメージは持たせず、見ているだけで風が吹いてきそうな感覚。アクセサリーも、他の2つと比べると最小限。
鳥=自由・軽やかさ・掴みにくさ

何となく、ここまでの説明でヴァータとはどんな性質なのかわかってきたと思います。
それでは詳細を見てみましょう。

体質

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おっと、いきなり体質と書きましたが、実はドーシャには人間の肉体にとっては大きく分けて「体質」と「性格」の2種類から見られます。また、人間だけでなく季節、時間、ライフステージ、さらには食べ物等様々な物質が優勢なドーシャを持っています。前回の概要でも話しましたが、アーユルヴェーダではすべての物質は五大元素から成り立っている。ので、そこからグループ分けされたドーシャも当然ながら物質全て持っているのです。

さて、ヴァータはいったいどんな体質なのか?というと、こんな感じです。

やせ型でひょろっとしている。
極端な体形(大型、小型)
乾燥しやすく、粉吹いていることも多い。
潤いにかけている。(体液や髪の毛など)
寒がり、冷えやすい、手足が冷たい
スタミナがない、疲れやすい
汗が少ない
睡眠は短く浅い傾向にある

自分が当てはまるものがあるか、見てみてください。

性格

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続いて性格です。ヴァータの気質がある人はこんな傾向があります。

じっとしているのが苦手
マルチで何でもこなす
好奇心旺盛でいろんなことに興味があるが、すぐ飽きるつまみ食い気質
同じ事繰り返すことが苦手(短期集中型)
変化に強い。そのため執着も少ない。
先読みが自然とできるため機転が利く。(柔軟性が高い)
移動が好き。(引っ越しが多い)
おっちょこちょいでミスが多い
フットワークが軽く誰とでも仲良くなれる
緊張しやすい、心配性

当てはまる性格、ありましたか?

ここで一つ注意書きをしますと、今後ピッタやカファの説明もしますが、人間はどのドーシャも持っているということを頭に入れておいてください。大体の人が優勢なドーシャ2種類持っていることが多いです。たまに1つだけや3つ全てという方もいますが、先ほども申し上げた通り、物質は五大元素から成り立っているのですべてのドーシャを持っているのです。なので、カテゴライズはせずに、「ああ、自分ってこのドーシャが優勢なのかあ」という心持で見て頂きたいです。
すべての性質を把握して、その時々で自分がどのドーシャが優勢なのか探りながら生活をすることが理想ですね。

バランスが乱れるとどうなる?

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これまで紹介した性質を持っていますが、このヴァータが過剰・もしくは少なくなった場合、一体どのような状態になるのか?まとめてあります

緊張性頭痛
腰痛等の身体の痛み
不眠
循環器疾患
脳・血管疾患、神経疾患などになりやすい

思い当たる症状がある方、もしかするとヴァータの乱れが原因かもしれません。

ヴァータ優勢な季節は「秋冬」

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そして季節。ヴァータの季節はまさに今の時期、これからの「秋・冬」の季節になります。

但し、注意書きにも書いた通り、その時の気候で全く変わってきます。イメージとしては、暑い真夏でも湿度が低い日はヴァータが優勢になっていることも考えられるのです。ヨーロッパなんかはそんな日が多いですよね。

時間帯は2時~6時(AM/PM)

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最後に時間帯。4時間サイクルでそれぞれのドーシャ時間が1日に2回やってきます。ヴァータは「2時~6時」

特に早朝の2時~6時、は非常に空気が澄んでおり、特に日の出前96分「ブラフマフルタ」と言われる”聖なる時間”という時間帯です。
生物が寝て静寂に包まれ、そろそろお日様が上がるぞ~という時間は、プラーナに満ち溢れ、瞑想やヨガ、お祈りに最適な時間とされています。
また、1日で1番軽い時間帯ともいわれているので、日の出96分前に起きるのはしなくとも、6時までに起床することで1日軽やかに過ごすことができるといわれています。

私もこのことは意識して、普段は4時に起きて5時からヨガや瞑想を行っています。
4時、5時、6時と1時間ごとに全く空感が変わっていて、すき好んでこの時間に起きるようになりました。空気が変わる感じ、本当に不思議です。


いかがでしたでしょうか?異常がヴァータの説明になります。
これからの季節、ヴァータが優勢になり乾燥や疲れが出やすい季節です。また、季節の変わり目なので体調を崩しやすい時期でもあります。
日々のディナチャリアを続け、適度な休息を取って無理なく過ごしてくださいね。

それでは今日はこの辺で。
Om
Hinako

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